人生意気に感ず「予算委の安倍首相。エンディングノート」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「予算委の安倍首相。エンディングノート」

◇参院予算委員会の論戦で思うことは安倍首相はなかなかよくやっているということだ。右よりということは言えると思うが、戦争を好んでいるなどの見方は全く当たらない。積極的平和主義・教育論・防衛・秘密保護法などが議論された。

 私は首相の内外政策に於ける積極的な姿勢は中国の歴史的な台頭を抜きにしては語れないと思う。中国の現在の姿はその五千年の歴史上にない変化を示している。中国は権謀術数の国と言われることがある。異民族との攻防、三国志の世界などを見れば頷けることだ。近代に入って、眠れる獅子と言われた清朝はアヘン戦争で敗れて以来西欧列強に侵略され屈辱を味わってきた。最近の中国は世界第二の経済大国となり集めた金で軍備を増強し世界に覇を唱えようとしている。それは眠りから醒めた巨龍のようだ。公害を巻き起こし汚れた大気の中で暴れる姿は怪獣にも見える。この巨龍にして怪獣は海へ向おうとしている。そこに立ちはだかるのが日本である。海でつながる東南アジアの国々も戦々恐々としている。有効に立ち向かえるのは日本だけである。今、この状況に立つのが安倍首相である。

 かつてアジアを侵略した日本の再現はあり得ない。その保証人は平和憲法である。憲法改正の動きがあるが、平和主義は不変である。これに基づいて、文化と技術と経済の総合力で中国と対峙する。そのためには毅然とした姿勢で臨まねばならず国を守るための武力も必要である。世界を飛び回る安倍首相の姿に私は久しぶりに日本の首相らしさを感じる。首相の動きは国民の心に勇気を与える。日本国民は優秀である。日本人の眠っている力を甦らせる時である。

◇「終活」という言葉が聞かれ「エンディング」に関する本が売れているという。いずれも人生の終わりをいかに迎えるかに関する。超高齢社会の特色といえる。さて、このことに関し自治体が「エンディングノート」の配布を始めた。群馬県では、この度南牧村で。長野の須坂市、新潟の見附市では既に行っている。最期を迎える前にお年寄りが医療措置・葬儀・財産の配分などを書いておくノート。南牧では65歳以上で一人暮らしの村民に配布。受け取った人は複雑な気持だろう。死との対面が近づいたと思うに違いない。認知症は死の恐怖を救う神の恵みという人もいる。クリアな人は死生観を育てねばならない。ノートは心構えを築く心の旅路ノートにすればいい。(読者に感謝)