人生意気に感ず「日本女性万能細胞発見。東大の推薦入試。中国人訪日増加」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日本女性万能細胞発見。東大の推薦入試。中国人訪日増加」

◇生物学の常識を覆す万能細胞の発見。30歳の日本女性が世界の話題をさらっている。世の女性たちに大きな夢と勇気を与えることだ。マウスの細胞に弱酸性の刺激を与えるだけで万能細胞に生まれ変わることを発見したという。かっぽう着姿で研究する姿はどこにもいる普通の女性に見える。最初、ネイチャーは、「何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」といって論文を突き返した。再生医学研究の第一人者は「私が研究者になってから25年の中で一番すごい」と語る。

 細胞には何十億年という進化の歴史が込められている。その謎の扉の一つがかくも簡単に開くのかと驚かされる。ノーベル賞の中山教授以後日本が世界をリードする再生医学の分野にまた大きな光が差した。

 私は細胞の絵を説明する小保方晴子さんの姿を見て、日本人の頭脳には大きな可能性が秘められていると感じた。それを引き出せない教育力のもどかしさを感じる。今回の快挙は理科教育に夢と勇気を与える。学校はそれを活かすべきだ。小保方さんのエピソードと共に「細胞」の歴史を、特別授業を企画して教えたらよいと思う。

◇前から話題になっていたが、東大の推薦入試が確実となりその概要が発表された。推薦というとハードルを下げるイメージがある。そこで、東大もレベルを下げるかと戸惑っていたが事実は違うらしい。枠は100人で、超高校級の生徒を求めようとしている。卓越した資質能力を裏づける具体的な書類を求めている。推薦制導入は伝統に頼って硬直しがちな東大を変革させるきっかけになるだろう。

 今回の細胞発見の小保方さんは、人物重視で選考するAO入試の1期生として早稲田の理工学部に入った。ペーパー試験には限界があり人物がもつ「能力」を十分に把握できない。東大の推薦制もこの点を踏まえた発想である。

◇私は日中友好協会会長として中国問題に日頃注目している。そこで、最近、中国からの訪日客が増加しつつあることを喜んでいる。中国は今日春節(旧正月)に入るが、それにともない訪日客数が大幅に回復する見込みらしい。日本向けビザ発給の約半分を占める上海の日本総領事館は個人観光ビザの発給が前年の3倍以上といわれる。中国は2月6日までの大型連休で民族大移動が起きる。冷えきった日中関係がこれを機に少しは改善されることを期待したい。


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