人生意気に感ず「細川出馬と原発。11歳保護か。オウム死刑囚の出廷」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「細川出馬と原発。11歳保護か。オウム死刑囚の出廷」

◇細川元首相が出馬を決意した。都知事選は細川対舛添の対決となった。面白い構図。小泉元首相の戦略にはまり、原発論争になりつつある。私は76歳の細川氏の流れが強まっていき細川勝利を予想する。

 小泉さんは、細川全面支援を表明する中で、「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」と宣言した。

 原発事故については東北の被災地以外では一般の関心は急速に冷めているが、その深刻度は変わらない。未だ終息に至らないし、放射線の恐怖は今後、甲状腺ガンなどの形で現実化する可能性もある。広範囲に降った放射線の除染は進まず食品に対する懸念は今後も続く。世界有数の地震大国かつ津波大国である。

 人類唯一の原爆被爆国日本が原爆と同根の原発を大事故の後も存続させることがおかしい。中国はこれから非常に多くの原発建設を計画している。ああいう国だから必ず事故を起こすだろう。日本が見事に脱原発を果たせば平和憲法が輝きを増し、日本は世界から尊敬されるリーダーになれる。この道こそ、第二次世界大戦の真の反省であり、大戦の犠牲者の霊に報いることではないか。首都決戦はこの筋書を都民の心に訴えることになるだろう。

◇11歳の女児が行方不明になった。あれだけ大がかりな捜索で見つからない。どこかの下水道の穴にでもはまっているのでなければ、車で連れ去られたことを考えざるを得ない。嫌な事件に発展しないことを祈る。

 世の中には異常な黒い欲望を抱えた者が無数に蠢いている。その力は抵抗力のない女児に向かう。栃木県境との連続少女殺害・行方不明事件に筆を進めようとして、テレビをつけたら、不明女児の保護の速報が流れた。ホッとしたが常に起こり得る事件の警鐘と受け止めるべきだろう。

◇元オウムの3人の死刑囚の証人尋問が近く行われる。地下鉄サリン事件から19年も経ち、オウムは風化しつつあるが現代社会の病根が変わらない以上事件は深刻な警鐘を鳴らし続けている。不毛な精神の砂漠をさまよう若者は多い。判断力のとぼしい人々はわらにもすがる思いで仲間を求め宗教に救いを求める。多くのオウム死刑囚は迫る死の影に怯えて反省しているであろう。

 再び公開の法廷に引き出される死刑囚の心情は哀れだ。裁判員裁判の下で、死刑を議論する機会にもなるだろう。(読者に感謝)

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