人生意気に感ず「猪瀬知事窮地に。秘密保護法。古墳サミットに」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「猪瀬知事窮地に。秘密保護法。古墳サミットに」

◇猪瀬知事が馬脚を露した感じ。苦しい言い訳が先方と食い違っている。1億円要求した。知事はこれを否定。創業者の虎雄氏は「取りに来させろ」「足がつかないようにしろ」と来客の前で細かい指示。知事は「意識が弱かった」と5千万円の受領を認めた。又知事は借用書を書いて渡したと主張するが病院側は「見たことがない」と否定。5千万受領以外は証拠がないから水かけ論になりそうだが、状況からは知事が不利。知事の言葉を信じる人は皆無だろう。

 この先、辞任するかどうかが最大関心事。かつての不正を追求する激しさと清潔さを買った有権者はがっかりしている。五輪誘致に成功した知事なので世界の注目も集まっている。日本人の身の処し方が一層注目される。

◇今一番大きな政治問題の1つは、特定秘密保護法の行方。憲法の存在を遠のくことと思っていた人にとって憲法が身近かに立ち現れたのだ。憲法上の問題とは第21条に含まれる「知る権利」の侵害である。特定秘密とされれば知ることが妨げられる。身近かな例は原発の安全性。事実が明らかにされなかったために「安全神話」に座らされていた。

 しかし、一定の事実を秘密として保護することは必要だ。日本はスパイ天国と言われてきた。問題は何を秘密とするか。その決め方だと思う。現在の安倍政権なら何でも出来る。しかし何でも許せばいつか来た道を辿ることになる。自民党内でもしっかり議論すべきだと思う。これから越えることが予想される大きな山々の第一としてしっかり取り組み、我々は有権者に説明する力を身につけるべきだ。

◇昨日大室公園の古墳サミットに出た。渋川の市長だったと思うが次々に新しい事実が現れていくと話していた。歴史は過去との対話であるという歴史家の言葉を思い出しながら聞いた。発掘によって現代に現れた事実をもって過去に語りかけることによって過去は新たな事実を示す。東金井裏遺跡から様々なことが判明している。

 西大室の遺跡に関しては明治の初め英国の外交官アーネスト・サトウが古墳を調査した。サトウは優れた考古学者でもあった。当時の県令は楫取素彦であった。長州が英国と戦った時、サトウは通訳として高杉晋作等とわたりあった。この時のホットな渦の中に楫取やその妻も居た。NHKの大河ドラマが実現すれば女だてらに奮闘した彼女らが登場するかもしれない。(読者に感謝)