人生意気に感ず「みずほと暴力団。成人の学力は日本が1位。死刑判決」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「みずほと暴力団。成人の学力は日本が1位。死刑判決」

◇9月議会前期の終了日。昨日は委員長報告、新教育委員の紹介、決算特別委員会委員の選任などがあった。決算委員長互選の職務が私が行うことになり、越塚誠委員を選んだ。

◇中国人の友人が「日本は暴力団を法律で認めている。中国では信じられないこと」と言った。暴力団の存在を法で禁止できないのだからこう言われるのも無理はない。進んだ法治国日本は、暴力団という反社会的存在を封じ込めなくてはならない。みずほ銀行の問題はこの点に関係する。

 お金の流れは社会の血液である。だから金融をになう銀行の社会的責任は極めて大きい。みずほが大きく騒がれるのは、結果的に暴力団を助けているからである。頭取のウソがばれて平身低頭している。暴力団への融資が分かってから長く回収せず放置し、頭取まで報告は上がっていなかったと釈明していたがそれはウソであることが明らかになった。巨大銀行の責任は限りなく大きい。

 今日、暴力団に対する締め付けが強いから、その存在は益々巧妙化している。法律上の企業の衣をまとった企業舎弟が多いと聞く。暴力団の融資に甘い銀行は、このような企業への融資も同様に甘いのではないか。そう思われても仕方ない。必死で生きようとする零細企業への融資チェックが厳しく行われるのと対比して矛盾を感じる人は多いだろう。

OECDの国際成人力調査で日本が好成績を示した。読解力・数的思考力で日本が一位とは驚き。社会生活で求められる能力の習熟度のレベル。学校教育のレベルはそれほど良くないこととの関係はどうなっているのか。

 先日、大学間の国際比較では、東大など日本の大学が上位に上がってきている。小中高の教育改革が進めば日本は全体としてもっとレベルアップが進むのだろう。今回の調査結果をきちんと分析して役立てるべきである。

◇裁判員裁判の死刑を高裁が破棄して無期懲役にした。千葉大生(当時)を殺し5千円を奪った。死刑の相場は2人以上の殺人が通常。市民感覚を尊重する裁判員裁判を職業裁判官が覆した点に批判も向けられる。私は死刑制度をどう見るかという視点も重要だと思う。

 死刑については制度の存続自体に問題がある。出来るだけ制限的に適用すべきだ。市民感覚尊重にも限界がある。最高裁が過去の判例を重視する理由もそこにあると考えるべきだ。(読者に感謝)