人生意気に感ず「中国の大気汚染。みずほと暴力団。ヘイトスピーチ判決。北方領土」
◇中国の大気汚染は異常である。先日から、北京などで視界10m、高速道封鎖と報じられてきたが、国慶節の大型連休の中で、一層の深刻な状況となっている。国速道1キロに40分かかる所がある。PM2.5が最悪となっている。風下の日本への影響も深刻化しつつある。
原因には、自動車の排ガスや石炭の使用があげられる。中国は新エネルギー導入を迫られ、原発の増加を目指している。原発事故に悩む日本として、中国の原発は大きな不安材料である。
◇大銀行「みずほ」と暴力団のつながりは重大だ。暴力団関係者との取引(融資)は230件、2億円にのぼる。事実を把握しながら2年以上も放置。本来なら反社会団体への融資はせず、分かったらすぐ回収するところを放置。これは暴力団関係法が禁ずる利益供与に当たる可能性もある。
実態はグループ企業の信販会社オリコとの提携ローン。バブル時に横行した暴力団関係者への迂回融資と同じ構図だと指摘される。
銀行は市民の経済生活の基盤。それが白アリに侵されているようなものだ。オレオレ詐欺も銀行を利用する。みずほの社会的責任は暴力団を切り離して社会を守ることにある。
◇ヘイトは憎しみを意味する。ヘイトスピーチとは増悪表現のこと。在日韓国人に対して、「ゴキブリ」、「たたき出せ」、「朝鮮半島に帰れ」といったヘイトスピーチが繰り返されてきた。
京都地裁は7日、ヘイトスピーチを繰り返す団体に、朝鮮学園に対する街宣車のスピーチ禁止と賠償を命じた。
在日韓国人に特権を認めることの当否は、韓国との歴史問題を抜きにしては語れない。仮に、それを切り離して考えるとしても、民族の差別は、日本国憲法の精神から許されない。高裁でどうなるか分からないが、今回の判決は日本国の良識を示すものだ。
◇安倍首相の外交姿勢が目立っている。映りが良いことも有利な点だ。インドネシアの会議でプーチン大統領と会談した。先日、「ふるさと塾」でプーチンを取り上げたこともあり、親近感をもって注目した。「北方領土」が進展するといい。両首脳はその方向での協議継続を確認した。プーチンは東京五輪決定を祝した。安倍さんは山口県の地酒と萩焼きをプレゼントした。私の目の前にも白い萩焼茶碗がある。一個の萩焼きが北方領土返還につながればいい。(読者に感謝)