人生意気に感ず「世界遺産登録。中共建国記念式に。原発ロボット。県職のドラッグ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「世界遺産登録。中共建国記念式に。原発ロボット。県職のドラッグ」

◇富岡製糸場などの来年の世界遺産の登録に向けたイコモスの現地調査が25日から始まった。イコモスはユネスコの国際記念物遺跡会議。明治、高品質な生糸を大量生産する拠点となり、群馬のシルクは長い伝統と合わせて世界のブランドになった。物づくり立県群馬の原点である。

 絹遺産群に近代群馬をつくった多くの歴史と文化と価値が結びついている。世界遺産登録は観光の点だけでなくこれらを現代に甦らせる好機。時代の大きな変化の中で、眠っていた群馬が目を醒ます時が来たと感じる。

◇今日、中共建国64周年祝賀会が、ホテルニューオータニで午後6時から開かれ出席する。尖閣問題で最悪となった日中間も底流では激しく変化している。それを肌で感じとって報告したい。

 国際戦略として上海事務所を開いた群馬と中国の動きに目が離させない。私は群馬県日中友好協会会長として出席する。一番嫌いな国はと問えば、人々は、かつてはロシアだったが今は圧倒的に中国と答える。しかし、一時の現象に我を失うのは「群盲象を撫でる」に等しい。私は日本が自信と誇りを取り戻せば中国を見る視線も変わると信じる。

◇1949年、毛沢東は天安門上で中華人民共和国の建国を宣言した。目を見張る大変化を振り返る時、あれから僅か64年ということに驚く。毛沢東は資本主義への流れを批判し文化大革命を起こして歴史の歯車を戻そうとしたが失敗した。世界の工場となり、貧しかった人々は金に目の色を変えて倫理を失ったかに見える。かつてエコノミックアニマルと批判された日本人は節度を取り戻しつつある。

 原発、巨大地震、オリンピック、これらは日本人を鍛える試練。乗り越えた向こうに、新たな歴史の地平線が広がる。サムライの精神を新しい価値観と調和させる時である。

◇原発問題は最大の試練。乗り越えるのは日本の心と技術。ここで、千葉工大が原発作業ロボットを開発した。放射能の中で作業員の動きは制約される。これにかわるのはロボットである。原子炉建屋内を縦横無尽、水中でも作業できる。正に日本の技術である。鉄腕アトムで育った世代として少年の頃の夢が実現していくことを感じる。

◇違法薬物が大問題の時県職員がその違反で逮捕された。違法ドラッグ一掃の契機とすべきである。(読者に感謝)