人生意気に感ず「中国へのリスク管理。尖閣国有1年。教育長と。ある結婚」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国へのリスク管理。尖閣国有1年。教育長と。ある結婚」

◇昨日、県と保険会社の間で企業の海外活動支援に関する協定締結式が行われ、私は、日中友好協会会長として出席した。「東京海上日動火災保険」は中国などに関する膨大な情報を蓄積している。海外に出る県内中小企業にとって的確な情報を得て危機管理をすることは社運を左右する。協定の主目的はこの情報の提供である。

 私は、この会社のセミナーに出席して中国のワイロ事情を質問したことがある。中国は賄賂(ワイロ)大国と言われるが対応を誤ると地雷を踏むことになる。私の質問に対し、多くの例を踏まえてアドバイスが出来ると答えていた。

◇自動車マフラー最大手のフタバ産業の元専務が中国の役人にワイロを送り逮捕された事件が報じられている。会社の違反に手心を加えてもらうために多額の金品を送った疑い。

 重罪が予想された事例だったが、罰金が大幅に減り、業務停止もなかったという。中国の知人によるとワイロは構造的で当たり前だ。こういう社会で日本企業が生きることはさぞ難しいことだろう。日本は粛々と正道を歩まねばならない。それにしても全てを承知した上のアドバイスは貴重である。

◇尖閣諸島国有化から今日で一年を迎えた。10日には8隻が侵入し、国有化以来計63回に達した。繰り返しは、日本に領土問題の存在を認めさせようとする魂胆。「三国志」に見られるように権謀術数の国なのである。隙があれば付け込まれ術中に陥る。日本は賢く強くならねばならない。今、自信と勇気が求められている。東京五輪の決定は日本の真の力を世界に示す時なのだ。

◇昨日、県教育長を訪ね、五輪決定を教育再生に活かすべきだと伝えた。訪問の主目的は楫取素彦に関すること。楫取素彦顕彰会は、「楫取素彦読本」の感想文コンクールを実施する予定である。前橋市教委は協力を約束してくれている。応募を学校へ呼びかけるなどである。このことは県教委の協力も不可欠なのでその相談であった。吉野教育長は主旨をよく理解してくれた。顕彰会は、楫取を広めることで、手薄な近現代史に切り込み、郷土愛を育むことにつなげたいと願っている。楫取素彦顕彰会は地域の教育力の一翼である。

◇与野党の参院議員、世耕弘成氏と林久美子氏が結婚。挙式はない。驚きだが結婚の多様化の一つの象徴。(読者に感謝)