人生意気に感ず「汚染水300トン。大群衆を怒鳴り返した日。カタール。育英の奇跡」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「汚染水300トン。大群衆を怒鳴り返した日。カタール。育英の奇跡」

◇高濃度汚染水が300トンも漏れ「レベル3」と発表された。原発事故はまだ収束していない。300トンに含まれる放射性物質は24兆ベクレル。直ちに懸念されることは、原発が海岸にあることから海の汚染だが、今のところ海には漏れていないらしい。先日、東大の調査で近くの海底に放射能汚染のホットスポットがあることがわかった。海の汚染は魚介類の汚染につながり食の安全を脅かす。

◇原子力事故の尺度は0から8段階あり、福島第一原発はチェルノブイリと共に最高レベル7。今回のレベル3は上から5番目。一度原発事故が起きるといかに大変かを示す。脱原発依存は不可避。可能にするのは日本の技術と政治の決断である。

◇2012年3月11日、高崎城跡公園の「さよなら原発アクション」を思い出す。赤旗林立の会場から自民党の私に怒号が浴びせられたのだ。私は大群衆を壇上から怒鳴り返した。「脱原発はあなたがたの専売特許ではない」という思いだった。「現実直視」、「段階的に」、「新エネルギー推進と連動」等、私が訴えるこれらの言葉に、意外にも会場から「そうだ」の声と共に拍手が沸いた。貴重な体験となった。

◇日本の技術は凄い。日本が技術で世界をリードすることが実現しつつある。最先端の再生医療をペルシャ湾岸の産油国カタールに提供することになった。心臓の筋肉を再生する技術などである。太ももの筋肉細胞から培養したものをシート状に貼って心臓の力を取り戻す。

 安倍政権は成長戦略で日本発の医療拠点を多くの新興国に開設する。既にアラブ首長国連邦での粒子線治療の病院設置が決まっている。かつて軍靴で世界に進出した日本は今や先端技術で世界の人々の健康に奉仕する。掲げる旗は平和憲法である。憲法を借り物とか押し付けられたと軽々しく発言する声が皮相に響く。

 群馬県も群大の「重粒子線」を中心に医工連携を重要施策に定める。高齢少子・人口減少は技術と心意気で乗り越えることが出来る。

◇思わぬ出来事が進行しつつある。育英が予想を超えた快進撃を続け遂に決勝戦に挑む。

 今や前橋の育英は群馬の育英となり、日本の育英になりつつある。県民の心を鼓舞する効果は大。創立50周年に当たる時。創立者中村有三氏の蛮勇を私は見守ってきた。今朝は、この文を書き終え、5時前に走り、甲子園に向う。歴史的瞬間に立ち会えるかも知れない。(読者に感謝)