人生意気に感ず「御巣鷹に並ぶ墓標。育英の初勝利。靖国参拝の意味」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「御巣鷹に並ぶ墓標。育英の初勝利。靖国参拝の意味」

◇日航機墜落の御巣鷹の尾根に登った。麓迄深山幽谷が続く。そして墜落の現場は更に山深だった。こんな山にどうして激突したかと思う一方、住宅地だったら被害は想像を超えたものになったろうと考えた。

 急な斜面を登ると至るところに墓標が立てられていた。「大島九」と書かれたものがあった。坂本九ちゃんだ。案内の人が県議団を急斜面の一角に導いた。この人は当時捜索隊のメンバーだった地元の人で、「ここに多数の遺体が重なっていました。その中に川上恵子さんがいました」と説明した。4人の奇跡的生存者の1人で、ヘリコプターで助けられる姿に全国の人が注目した。あたりは異臭で満ち、木々の枝には内臓が垂れ下がってこの世の光景ではなかったと言う。線香をあげている外人家族の姿があった。小さな机を並べて水をサービスする人たちがいて、きくと日航の社員だという。28年を経たが、世紀の大事故は生々しく当時を訴えている。今日からおぼんだ。

◇四国四万十市で41度を観測した。観測史上最高温度。どこまで上がるか、どこまで耐えられるか。熱中症の急増、電力、水の問題等々社会的影響は測り知れない。四万十では、「炎の中にいるようだ」と語る人がいた。

 千葉県では小6の女児が暑さでイライラしてふすまに火を付け住宅が全焼した事件が報じられた。詳しい事情は分からぬが、この暑さが人々に与えるストレスは大変なものだ。なお館林は、この日、40.01度だった。

◇御巣鷹へ向う車中で育英、岩国商戦を聞いた。ラジオは想像力をかき立てる。高橋投手の好投、グラウンドの声援が伝わる。4回に1点を先取した時、高速道で思わずやったと叫んだ。スクイズの失敗、ダブルプレー、連続奪三振などハラハラドキドキの光景を頭に描きつつ、上野村の山々が見える頃、育英の初戦突破を知る。

 13奪三振で一点を守り抜いた快挙は創立50周年を飾るにふさわしい。次戦は16日鹿児島の樟南と対戦する。勢いに乗ってあと一勝したい。私は育英の名誉理事。私学の危機が言われる中甲子園の活躍は重要。単に育英だけでなく、県民の心を高揚させる効果は大きい。

◇終戦の日が近づく。国民の多くは靖国参拝の意味を理解しない。A級戦犯の合祀と政教文理が論点。A級は別に祭るべきだ。靖国は宗教施設。政治が関われば憲法の原則に触れる。(読者に感謝)