人生意気に感ず「緊急地震速報。ナガサキの朝、集団的自衛権。浅間山」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「緊急地震速報。ナガサキの朝、集団的自衛権。浅間山」

◇緊急地震速報が誤報とは何たることか。午後6時が過ぎていた。車を走らせていたらケータイがけたたましく鳴った。「関西、奈良県で発生、関東も強い揺れ、落ち着いて車を止めて等々」言っている。てっきり、来るべきものが来たかと思った。南海トラフ型巨大地震が近いと警告されている時なのである。帰宅時と重なった。特に関西の人たちは、雑踏の中でケータイ音が一斉に鳴り出したらパニックになるだろう。

 この情報は無数の人々の命に関わる。情報の信頼性が最も重要である。気象庁は信頼を傷つけたことを詫びていた。原因を突き止めて、この情報提供システムの使命を守る決意を国民に示して欲しい。

◇今日はナガサキの日である。ヒロシマの陰で存在が小さくなりがちだが、日本は二発の原爆を投下された。その惨禍は変わらない。

 ナガサキの原爆はプルトニウム型でファット・マン(太った男)と呼ばれた。(ヒロシマは、ウラン型、細長く、リトルボーイと)

 投下の目標は小倉市だったが雲でおおわれていたため機は長崎に向かった。長崎も雲だったが切れ間を見つけて落とした。午前11時2分。ちょっとした雲の状況が2市の運命を分けた。爆心地の浦上地区には浦上天主堂がある。

 長崎はカトリックのまちである。キリスト教の長い歴史と遺産がある。この遺産群は群馬と同時に世界文化遺産に仮登録されたが達せられなかった。受難のまちに悪魔は追い打ちをかけた。

◇原爆被爆者の写真と絵を改めて見た。焼かれて溶かされた人の群。戦争とはいえ一般人をここまですることの正当化の理論はない。究極のテロである。日米保安は不可欠だが分けて考えねばならない。

◇「集団的自衛権」が激しく動いている。議論の筋を見つめよう。憲法9条は、自衛のための最少の戦力を認める。最少とはどこまでか。集団的自衛権は他国を助けることだから自衛権の行使は国外に出て戦争することになり得る。解釈でここまで可能か。解釈で実質を変えるのは邪道だ。「知らないうちに」憲法改正が行われてはならない。

◇浅間火山防災対策連絡会議が開かれた。大規模噴火に備える新たな広域連携体制の強化である。天明の大噴火は1783年。最近の静けさは不気味だ。東日本大地震の影響は。富士山もそろそろだと言われる。大自然のふところは測り難い。災害のない県の最大の課題。(読者に感謝)