人生意気に感ず「最悪国民感情。集団的自衛権。海底のホットスポット。長崎の日」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「最悪国民感情。集団的自衛権。海底のホットスポット。長崎の日」

◇尖閣だけでなく、中国の西太平洋、そして南シナ海進出の動きは著しい。北朝鮮の動きと合わせ日本への外圧と緊張が高まっている。この情勢が最近の「憲法の問題」とも関わっている。

 日本と中国の間の相手国に対する国民感情調査が発表された。過去最悪で、日本人の中国に対する感情、中国人の日本に対するそれ、いずれもマイナス感情が9割を超えた。

 注目すべきは、中国人の感情として、軍事紛争が起きると思っている人が非常に多いことだ。中国は民主主義の国ではないが政府は国民世論を重視するから国民の感情は政策に影響を与える。中国の挑発行為は続く。今、危険な状態にあると思う。

◇今の憲法の問題とは集団的自衛権である。同盟国が武力攻撃を受けた場合、日本が攻撃されていなくてもこれを阻止する権利である。北朝鮮のアメリカへの攻撃を想定すれば分かりよい。

 これが認められるか否かのポイントは憲法9条である。9条は「自衛の為の最小限の武力」を認めると解釈されている。この解釈の枠の中に集団的自衛権が入るかということだ。政府は、認める方向で動き出している。国を守り平和を維持する問題だから「8月15日」を機に皆で考えるべきだ。

◇福島第一原発の汚染水が毎日300トン流出している問題は海の汚染、そして、魚介類の汚染、食の安全に関わるだけに重大事である。首相は「喫緊の課題、国として対策を講じる」として国費を投入する方向だ。東電の手に負えない以上当然だ。事故直後から流出が続いているとの見解もある。対策は遅きに失した感がある。

◇東大が海底汚染のホットスポットを調べている。ホットスポットとは、局所的に放射性物質の濃度が高い場所のこと。地上では既にそのマップを作り対策に使われているが、海のホットスポットは、盲点だった。

 東大生産技術研究所の調査ではセシウムの濃度が非常に高いスポットが、第一原発沖合などで40ヶ所見つかった。魚介類への影響調査、海底の除染などにつながる。

◇千葉県高3少女の行方不明が心配されている。栃木、群馬にまたがるいくつもの少女の未解決事件が甦る。直後の基礎捜査が重要である。

◇明日9日は長崎の原爆記念日。広島が細長いウラン型だったのに対し、長崎は太っちょのプルトニウム型だった。ある被爆者は最悪のテロと発言。(読者に感謝)