人生意気に感ず「原爆投下。原発汚染水。堀内繰り上当選。麻生氏のナチス失言」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「原爆投下。原発汚染水。堀内繰り上当選。麻生氏のナチス失言」

◇遂に8月。68年前の敗戦の8月は原爆投下の月だ。今注目されることは、オバマ大統領が来日の際、広島、長崎を訪問するかどうかだ。来春の訪日が実現しそうだが、「核兵器なき世界」を提唱している米大統領の被爆地訪問の意義は大きい。実現すれば、原爆と原発の放射能を改めて真剣に考える機会にもなる。

◇原爆の完成時から投下までの驚くべきスピードを改めて認識したい。この間、1ヵ月足らず。ここに、人類と日本民族の運命が関わる歴史的事実が凝縮されている。

 昭和22年(1945)、7月16日、ニューメキシコの砂漠で人類初の核実験が成功し、7月26日には原爆運搬船で太平洋のテニアン島に運ばれ、翌月、8月6日広島に、9日には長崎に投下された。それぞれ、ウラン爆弾、プルトニウム爆弾である。日本人の多くは、ウラン、プラトニウムという原子に無関心に過ごしてきて、「3.11」の原発事故でにわかにその存在と威力を突きつけられた。

 原子核の分裂により生れる驚くべきエネルギー。これを兵器に使えば原爆となり、分裂をコントロールして発電に使えば原発となる。2つは同根なのだ。「3.11」後、小中学校で放射能を初めて教えることになった。せっかくの機会を生かして、教室では、放射能の真実を教えるべきである。

◇福島第一原発の放射能汚染水の漏れが2年間も放置されていたことが報じられている。

 汚染水流出元の原子炉建屋の漏れ口をふさがずに放置したため汚染水が海に漏れていたことが判明した。対応の遅れはひどい。2年間にどのような物質がいかなる量、放出されたのか。魚介類への影響が心配だ。原発事故はまだまだ終息していないことを知る。

◇自民党参議院議員が死去し、元巨人監督の堀内が繰り上げ当選するという。今回の参院選では元プロレスラーのアントニオ猪木が当選した。猪木や堀内は、この国難の時、国政の最高機関で何をしどんな役割を果たすのか。

◇麻生氏のナチスの失言は重大だ。憲法改正につきナチスの「手口」を学ぶのが良いととれる発言。政権の重鎮がナチス肯定ともとれる発言。世界から袋だたきになるのは当然だ。安倍政権の右傾化や歴史認識が問われている時だけに、「それ正体を現した」ととられかねない。これまでも見せたいかにも底の浅い麻生氏の本質が伺える。(読者に感謝)