人生意気に感ず「はだしのゲン。原爆極秘施設。中国軍。楫取素彦」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「はだしのゲン。原爆極秘施設。中国軍。楫取素彦」

◇甲子園が始まるが8月は特別の月だ。68年前の8月のこと。6日広島に、9日長崎にそれぞれ、人類初の原爆投下があった。過去の人類が想像したものを遥かに超えた現実の地獄、骨も鉄も溶かす灼熱の地獄だった。

 原爆の体験をもとに描かれた漫画、はだしのゲンが世界のブームになっている。原爆、放射能の恐怖が甦っていることを示す。日本の原発事故は原爆の恐怖再認識させる契機となった。原爆と原発は同根なのだ。8月15日が近づく。今年のこの日は、原爆と原発も考える日にしたい。6日、9日の「投下」に続いて、14日ポツダム宣言が受諾された。これにはわが鈴木貫太郎が深く関わる。

◇米国は極秘の核施設を日本など同盟国に見せ始めた。核攻撃の目標を決める司令部センター、大陸間弾道ミサイルの発射司令室、その発射ボタンまでも。関係者は、「映画のよう」あるいは、「日米同盟は万全」と語った。

 開示の理由は、「核なき世界」を掲げて核兵器削減を進めていることが、同盟国に不安を抱かせないためだと言われる。

 日本は北朝鮮の核の脅威に晒されている。中国は約250発の核弾頭を持つ。アメリカの核に頼れないのなら日本も持つべきだという議論も一部にある。これを抑えているのが憲法9条である。憲法9条の文言は現実と合わないがそれにも関わらず改正反対が強い理由はここにある。

◇中国軍の動きが日本近海で活発化している。沖縄本島と宮古島の間など海峡を通り抜けたり、領空・領海の侵犯が日常化しつつある。

 強い国にならないとますますなめられる。強い国とは、軍備だけを指すのではない。しっかりとした政治力と志気のある世論、これらを支える文化と経済である。今回の自民党の勝利は国民がこれらを望んだ結果であった。

◇楫取素彦顕彰会設立一周年記念イベントの準備が進んでいる。松蔭大学客員教授が「松陰と楫取」を講演し、五代目当主の楫取能彦氏、私、そして教授が楫取について鼎談をする。長谷川教授はエピソードを交えた分かり易い話をする。楫取素彦を広める良い機会にしたい。9月6日午後6時半、テルサ、入場無料。

◇「楫取素彦読本」の感想文コンクールが実現の方向で動きだした。読んで書くことは一番の勉強になる。近代史の勉強を進める上で一助となることを願っている。(読者に感謝)