人生意気に感ず「新型ロケット・イプシロン。理科離れ。サンタ物語」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「新型ロケット・イプシロン。理科離れ。サンタ物語」

◇総務企画常任委員会の第一日目調査先は内之浦宇宙空間観測所。途中錦江湾に浮かぶ桜島を見た。噴煙を噴き上げる姿は何かを怒り近づく大災害を告げているように見えた。

 観測所では新型ロケット「イプシロン」の打ち上げが迫っていた。バスで頂上を目指すと、途中に我が国ロケット工学開発の父といわれる糸川博士の銅像があった。

 衛星ヶ丘(ほしがおか)展望台には巨大なアンテナが立ち眼下に発射台があった。発射台のある棟に入り説明を聞く。日本のロケット技術は世界最高水準であることを改めて確信する。平成22年の小惑星探査機「はやぶさ」の快挙を思い出した。「はやぶさ」にも「イプシロン」にも群馬の中小企業が関わっている。

 「イプシロン」が画期的な新型ロケットといわれる理由はこうだ。発射台に設定してから打ち上げまでわずか7日間。他のロケットでは40日もかかっていた。それは、ロケットの知能化により、ロケットが自分で点検、整備を行うからだ。これは史上初の試みである。将来は、海外からインターネットで操作し、「エンター」を押せた発射になると言う。

 物づくり日本及び、技術立国日本の最先端をゆく姿を見た。「イプシロン」の先には限りない宇宙が広がる。日本はもっと勇気と自信を持つべきだ。子どもたちの心に、理科の充実を通して宇宙の夢を育むべきだ。

◇先日22日、県と市町との行政懇談会があった。今回は、前橋市、玉村町、伊勢崎市が参加した。その中で、理科の専任教師特配に関する発言があった。小学校は一人の教師が全科目を教えることが原則。そこで理科が嫌いな先生が理科を教えるという現実が子どもたちの理科離れの一因となっている。この点を私は議会で指摘してきた。

 理科教師の「特配」(特別配置)は、理科離れ対策として始めた県の施策である。理科の先生は、子どもたちに夢を与えて欲しい。「はやぶさ」や「イプシロン」を語って欲しい。学力増進の第一の要素は動機づけである。

「放射能」を副読本で教える時代に入ったが、どうなっているか。原子も面白く教えることが何よりである。

◇出張の帰りを待つナナはいない。柴犬の赤ちゃんが31日に来る。アトム、ジョン、エス、サンタなど名前の候補が上がっている。三太物語の「あらぁ三太だ、ある日の事だ」が懐かしい。(読者に感謝)

☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。