人生意気に感ず「校長の痴漢。デトロイトの破産とアベノミクス。県外視察」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「校長の痴漢。デトロイトの破産とアベノミクス。県外視察」

◇痴漢、盗撮は日常のことで誰も驚かない時代であるが、小学校の校長が登場するとさすがに驚く。大阪府警は22日、同府市立小学校校長を痴漢容疑で現行犯逮捕した。走行中の電車内で20歳代の女性の尻を触り警察に引き渡された。「自分を抑えきれなかった」と認めているという。

 56歳の校長先生は子どもたちにどう説明するのだろうか。小学校の校長という存在は特別である。社会倫理の模範たるべきことが特に求められるからだ。まず、小学校そのものが社会倫理の基盤で、校長はその旗振りの使命を担う。昔から小学校校長は、そういう意味で権威ある存在だった。

 校長先生が破廉恥行為で逮捕されたことは、最近のこの種の行為の氾濫と合わせ考えると日本社会の沈下を象徴するものだと思う。

 犯罪年齢が低下している。小学生の万引きは、犯罪の温床である。微罪のうちに規模意識を育てないと大変なことになる。16歳の少女たちの殺人行為は犯罪の低年齢化と子どもたちに倫理感が育っていないことの象徴である。

◇自動車の街デトロイトが破産しゴーストタウン化している。連邦裁判所に破産の申立をしたという衝撃のニュースが報じられた。負債総額は1兆8千億円。夕張市破綻の場合は632億円だった。比べて、その凄まじさが想像できる。

 かつて、180万人あった人口は70万人に減り税収が落ち犯罪の街となった。現在人口の約8割はアフリカ系。財政難は治安の悪化を招き更なる人口減少となる。4年連続で全米で最も危険な都市に認定(フォーブス誌)。警察が緊急通報を受けてから到着する迄平均58分で全米平均の5倍以上。しかも解決されるのは、8.7%これが危険の実態である。

 税収による予算は自治体に流れる血液であり、この血液は、治安、福祉、教育などあらゆる施策の原動力である。デトロイトの復活は容易なことではない。

◇今回参院選勝利の第一の要因は強い経済の復活を訴える点にある。「福祉その他あらゆる施策のための経済」が分かり易くて評価された。日本全体をデトロイトにしてはならない。

◇今日から県外視察。宇宙航空開発機構、鹿児島七ツ島メガソーラー発電所その他、3日間。各々、報告する。朝走り、6時24分前橋駅発。(読者に感謝)


☆「炎の山河」はまもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。