人生意気に感ず「一太当選。小沢大敗。安倍政権躍進」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「一太当選。小沢大敗。安倍政権躍進」

◇午後8時、正確には3秒あたりか、山本一太当確の文字が画面に躍った。湧き上がる歓声。

 午後7時過ぎ山本事務所は既に支援者と報道陣であふれていた。今回の選挙を振り返ってこの事務所にこんなに人が集まったのは初めて。終始ガラガラだったのだ。

 佐田代議士の女性スキャンダルが週刊誌で報じられ、急遽私が一区の選対本部長になった。他党が弱すぎ、山本候補の実力が際立っていたので大勢には響かなかった。

 国難の中で大局に立って政策を論ずるのが参院の使命である。それにふさわしくない候補者も多い中、山本一太氏の存在は光っていた。7割りを越える得票、58万票はそれを物語る。私は一区代表として、真の日本を取り戻すための扉が開かれました、これは新しいスタートですと挨拶した。

◇群馬では、選挙区でも、比例でも、原発や憲法改正は大きな論点にならなかった。東京選挙区で新人山本太郎が反原発を訴え当選したことは注目される。今後、エネルギー問題と合わせて、原発は最大の課題となる。一点集中の彼の本気度が都民に伝わったのだが、今後、国会というジャングルで、どう力を発揮するか見守りたい。

◇岩手選挙区の動向と共に生活の党が気にかかっていた。小沢一郎の凋落を象徴するように岩手で破れ、改選前の全議席を失った。さすがの小沢氏も政治勢力の復活は難かしいだろう 

◇「ねじれ」が解消された意義はきわめて大きい。嵐の海を航海するのに、針路で意見が違う船長が2人いるようなものだった。安定した政治力こそ、今、最も求められるものだ。安倍首相は、決めたことはみんなで力を合せるのが自民党の文化だと語っていた。

◇覇権を狙う中国の台頭に対し、アジアと太平洋における日本の役割が増している。このような中で、アメリカも同盟国日本を一層重視している。訪米時、日本のことをくどくど言う習主席に対しオバマは「日本のことを言うのはその位にしよう、日本は大切な同盟国だ」と発言したという。

 安倍さんには、アメリカとの間で真のパートナーシップを築いて欲しい。安倍さんと同じ長州の吉田松陰が黒船で海を渡ろうとする姿に、日本人の冒険心、好奇心に驚き、この民族の将来は洋々としていると、ペリーは遠征記に書かせた。そのサムライ日本を取り戻す時だ。(読者に感謝)

☆「炎の山河」まもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。御期待下さい。