人生意気に感ず「選挙の終盤。首相訴えられる。吉田氏の最期。ふるさと塾」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「選挙の終盤。首相訴えられる。吉田氏の最期。ふるさと塾」

◇今朝は7時半から最後の選対会議。異常な国政選挙も終局を迎える。今度の日曜日、午後8時0何分、山本一太当確が出る。全国で最も早い当確を全マスコミが待ちかまえて報じるに違いない。

 候補者本人がほとんど不在の選挙。選挙事務所がガラガラ、それでもダントツリードを肌で感じる。当選を競う対立候補がいないのだ。

 参院不要論がある。解散がなく任期は6年。これはじっくりと国家の大計を論ずる役割を意味する。不要論は、衆院のコピーとなって本来の役割を果たせないことへの痛烈な批判である。政策を深く論じられない数合わせの候補者の存在はこの批判を裏付けてしまう。13日、一太候補は明快に激しく熱く政策と信念を訴えていた。

◇若い女性に自民党が勝つと戦争に行くのですかと訊かれた。ツイッターで、「戦争にゆくか選挙にゆくか」というフレーズが流れているという。そんなことは全くないと、憲法改正の論点を説明したが、効果的な悪宣伝を考えたものだ。

◇首相のメルマガを菅元首相が訴えた。首相は「菅氏の唯一の英断と言われた海水注入の指示は全くのでっち上げ」と書き込んだもの。

 原発事故の現場で陣頭指揮をとった吉田昌郎氏が食道がんで亡くなった。58歳。東電本部の反対にも関わらず海水注入を断行した。

 事故調査委員会で吉田氏は、「海水注入止めろ、官邸がもうグジグジ言ってんだよ」と本部の指示があったことを証言している。この人に仕えた東電の関係者は吉田氏が「あそこで止めたら終わりだ、本店だ首相だと言ってる場合かよ」と漏らしていたと話す。

 また、国会事故調の事情聴取で、吉田元所長は、自己直後、東電や官邸の連携が崩壊していたことも明らかにした。現場の真実を知る唯一の人が亡くなったことはいかにも残念だ。元首相が提訴しても、天国の吉田氏の証言は得られない。

◇27日の「ふるさと塾」は「異形の大国中国」をやる。中国の暴走ぶりは異常である。「公害大国」と言われる現実は、各地の「がん村」に現れている。少数民族の問題、人権の抑圧、各地の暴動、大計画中の原発など、これらは決して私たちと無関係ではない。どのように中国と付き合うかは避けられない重大事だがまず現実を知らねばならない。午後7時、市の総合福祉会館。誰でも参加できます。(読者に感謝)

☆「炎の山河」はまもなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を土・日・祝日に連載します。ご期待下さい。