人生意気に感ず「猪木の闘魂。アシアナ機事故。原発再稼動は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「猪木の闘魂。アシアナ機事故。原発再稼動は」

◇参院選の序盤戦が進む。多くの大波、荒れる海の戦いに関わってきたが、今回は特殊の部類に入る。自民党の堅調と他党の低迷は変わりそうにないからだ。低迷の日本維新からアントニオ猪木が出る。往年の闘魂も年齢(70歳)と糖尿で衰えた感がある。参院というリングで期待する闘魂はプロレスとは違う。考えを改めて異質のマットで勝負する闘魂はあるか。

 先日(75日)、海外移住家族会で移民の歴史を講演した折、南米を訪れた力道山の写真を紹介した。この時、見い出して日本に連れてきた若者が後にアントニオ猪木になった。会場に、「ホー」という声がもれた。

◇先日、上野村中学で楫取素彦の講演をした時、静かな山村を震撼させたあの日航機事故の惨劇を思い出した。万全を期す筈の航空機事故が忘れた頃必ず起きる。アシアナ機が着陸に失敗し多くの死傷者が出た。死者2人、188人がけが、うち49人は重傷。サンフランシスコ国際空港の出来事である。対応によっては更なる大惨事になるところだった。このアシアナ航空、20年前に墜落事故を起こし、日本人2人を含む66人が死亡した。空の旅は恐い、不思議に連続することが多い。空の旅が日常化した今日、ひと事ではない。徹底的に原因を究明して欲しい。

◇原発事故は悪夢だった。これから原発事故といえば、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島第一が挙げられるだろう。技術と安全で生きる日本にとって教訓としていかに生かすか最大の課題だ。

 今日8日、原子力規制委の新基準が施行される。大規模事故などによる過酷事故対策を義務化。基準を満たさなければ再稼働出来ない。その審査が始まる。

 電力各社はこの審査に社運をかけている。それは、原発代替の火力発電の燃料費が膨大だからだ。再稼働なしだと赤字に転落する。しかし、基本の問題は経営より国民の安全だ。提出する書類は一万頁に及び審査に一社半年かかる。各社は審査の第一陣入ることを最重視。東電は急ぐ余り地元への配慮を欠きつまずいた。

◇あんなに大騒ぎした世論も静かになった。原発論議はこれからが正念場。カッと燃えた感情の炎は続かない。フクシマの放射能の害は群馬でも過去のものとなっていない。山林の除染、放射性ヨウ素による甲状腺癌の恐れなど。(読者に感謝)


☆「炎の山河」は間もなく終わり、その後は、「甦る楫取素彦」を、土・日に連載します。ご期待下さい。