人生意気に感ず「楫取を売り込む。柔道の危機。県議の自殺」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「楫取を売り込む。柔道の危機。県議の自殺」

◇楫取素彦の件で上京し忙しく動いた。某民法テレビ局のプロデューサーA氏に「楫取」の動向を説明した。吉田松陰との絆、楫取が生糸産業の発展と廃娼運動に果した役割などを話した。群馬という地域を越えた普遍性のあるこれらの問題にA氏は強い関心を示していた。楫取をテレビで取り上げる可能性につき話すことになっていた。一つの布石となる会談であった。

◇日本映画大学の学生O君と川崎市で会った。今日、映像に関する技術の発展には目覚しいものがある。映画の製作も驚くほど身近かなものになっている。楫取素彦顕彰会では、楫取のミニドキュメンタリーを模索しているが、O君から有益な示唆を得た。今後の協力を話し合うことが出来た。

◇先日の群馬県柔道連盟の会合で、会長が挨拶の中で中央のトラブルにつき心配している姿が印象的だった。私も、日本の柔道界は試練の時を迎えている。これを乗り越えるために地方の柔道界の役割は大きいと挨拶した。

 柔道の中央のトラブルとは、暴力指導や助成金不正受給を巡る問題である。これを機に柔道界の大改革が最大の課題になっている。

 全柔連の村上春樹会長は年内の辞任を表明した。組織改革の一歩として谷亮子氏等女性理事を起用するという。村上会長は、モントリオール五輪で日本勢初の無差別級金メダルを得た柔道界の英雄である。お家芸の日本柔道は危機にある。柔道界のすそ野には武道必修化を受けた全国の中学生たちの姿もある。嵐を凌いで柔道界が再生することに日本のスポーツと精神文化がかかっている。

◇岩手県の県会議員の自殺(?)には無関心でいられない。県立病院の受診の際番号で呼ばれ、「刑務所に来たのじゃない」と怒鳴りそれをブログに書いた。批判のメールが殺到しブログは「炎上」、謝罪の会見をし、その後落ち込んでいたという。

 私も日赤などでよく番号で呼ばれホッとする。名前で呼ばれると病名まで知られる。病院には身を小さくして来ている人も多いのだ。

 番号で呼ばれることに反対する人は少ないだろう。この県議は勉強不足と不見識をさらけ出した。県会議員とはこの程度かという世の認識を広めることになった。

◇安倍首相は長州人を意識している。上州人のアイデンティテーは何か。そのためには歴史を岩盤まで掘り下げて現代を知ることが必要ではないか。(読者に感謝)