人生意気に感ず「維新の内紛。支倉常長と岩倉具視。出会サイトの闇」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「維新の内紛。支倉常長と岩倉具視。出会サイトの闇」

◇昨日(19日)、参院選山本一太氏の選対会議があった。わが群馬選挙区は勝ち方が問題となる。高い目標を定めて頑張ることになった。

 参院選の前哨戦である都議選で注目される1つは日本維新の動向。共同代表の石原氏は公然と猛烈な橋下批判を始めた。「終わったね、この人」とか、従軍慰安婦発言について「大迷惑だ」と批判、橋下氏は、都議選惨敗なら共同代表辞任もあり得ると発言し出した。一大施風を起こした「維新」は橋下と共に消えるのか。「維新」の旗の下で戦っている多くの人たちの心中やいかに。

◇伊達政宗がスペイン、ローマに派遣した支倉常長(はせくらつねなが)の資料が世界記憶遺産に登録される。4百年前の壮挙に改めて目を見張る。太平洋を越え、日本人とし初めて大西洋を横断し、マドリードでキリスト教に改宗、ローマに至り7年後に帰国した。戦国の侍たちの逞しさに舌を巻く。180人余の人々が出発したのは今回大津波に襲われた石巻市の小さな漁村・月浦だ。世界遺産登録は月浦はもち論、東北被災地の人々に限りない勇気を与えるだろう。

◇注目すべき史実がある。明治5年から始まった遣欧使節がヴェネチアで支倉常長の文書と出会ったことである。代表岩倉具視は大変に驚くと共に、これを西欧との文化交流を進める上での有力な材料として使った。遅れた日本というイメージを改めることに必死だった明治政府にとって、遠い昔、遥かな日本から来てクリスチャンになりローマの市民証を得た日本人の存在は、測り知れない援軍だったろう。

 岩倉たちは、アメリカでは新島襄に実際助けられ、イタリアではタイムトンネルから現れた支倉常長(はせくらつねなが)に助けられた。支倉の篤実な人柄はヨーロッパの高官たちに強い印象を与えたという。

 明治9年明治天皇は、岩倉具視を従えて東北を巡幸し仙台で支倉遣欧使節団の資料を見たことが、当時大きく報じられ注目された。日本人にはこのような勇気と熱い血が流れていることを今こそ自覚すべきである。

◇出会い系サイトで2千万円以上も料金を払わされたとはあきれる。「サクラ」に詐欺男は訴え東京高裁は19日、詐欺を認め2234万円の賠償を命じた。一審は男の訴えを棄却したのだからきわどい。弁護団は、同様の被害が全国で跡を絶たないとして、仙台、さいたま、横浜、名古屋、広島の各地裁でサイト業者を訴える。サイトの実態があぶり出されるのか。(読者に感謝)

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