人生意気に感ず「三俣事件死刑確定。和歌山異常地震。参院選のこと。ワイセツ市長のバイタリティ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「三俣事件死刑確定。和歌山異常地震。参院選のこと。ワイセツ市長のバイタリティ」

◇前橋市三俣町のスナック前を通る度に思い出す。4人が殺害された平成15年の暴力団抗争事件である。7日、実行犯の1人に対する最高裁判決が下り死刑が確定する。もう1人の実行犯に対しては、既に平成21年死刑が確定した。2人に実行を指示した元組長に対しても、一・二審で死刑が下り現在上告中である。

 7日の最高裁判決は「一般客も殺害され地域社会に与えた衝撃は測り知れない」と判示。店内の一般客男女3人が射殺された。平和なまちを恐怖におとし入れ、議会に暴力団対策の必要性を突き付けた事件だった。

 私は、県営住宅から暴力団を排除するための条例改正を主張し、執行部が消極姿勢を示す中、県警の協力を得て強行し、平成19年6月議会で遂に条例改正は実現した。広島県、福岡県に次ぐものであるが議員提案としては全国初の快挙であった。委員会や本会議で「暴力団は市民の敵」と強調していた私の身辺を案じた県警は、当時、毎日自宅を見回ってくれた。私の議会生活を振り返る時、思い出に残る出来事である。

◇8日の和歌山県の連続した地震発生はいかにも異常である。「南海トラフ型」が近いとされる中、それとの関連を誰もが意識したに違いない。当地の人々の不安は大変なものであったろう。

 8日、午後4時10分頃から8時47分にかけ和歌山市を中心に、最大震度4の地震が7回発生。和歌山城の石垣の一部が崩れ、阪和線の遅れが出て1万3千人に影響が出た。近づく巨大地震の足音か。そう受け止めて全国が警戒する必要がある。

◇自民党県連大会(8日)、山本一太氏の事務所開き(9日)と続き、参院選が近づいてきた。政界をめぐる波は変転極りなく、波に乗って思いがけず当選する者、不運にも波間に消える者、政界劇場の興味は尽きない。目先を追って「維新」に走った人たちの嘆きも伝わる。自民は追い風に恵まれている。一番の敵は油断であるとの声が大会でも事務所開きでも聞かれた。

◇おかしな選挙結果が報じられている。ワイセツで有罪判決を受けた前尾鷲市長が今度は市議選に当選した。学習塾経営の時女子高生を触った。市長に当選したが2度の不信任決議により失職し出直し市長選で敗れ、今月9日の市議選に当選。女子高生の件は控訴中。そのバイタリティに驚く。どんな人物なのか。学習塾関係にいろいろな人物がいる。(読者に感謝)