人生意気に感ず「参院選の後援会。自民党の傲り。地震予知の特許。楫取の役員会」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「参院選の後援会。自民党の傲り。地震予知の特許。楫取の役員会」

◇羽入田たかし氏、前橋医師会後援会発会式で挨拶した(9日)。自民は上げ潮だが油断は禁物、参議院の役割を果すとき、医療の大切さなどを語った。自民の勝利は確実だが不安要素もある。憲法改正や歴史認識で、安倍首相の教養と哲学が問われ出した。近く世論調査があるだろうが、ポイントは下がるだろう。

 国家的な大問題に理性と冷静さで対応する事が参院の役割である。羽入田氏は皆保険制度は世界に誇る日本の文化、これを守ることが自分の使命だと決意を語っていた。

◇日本国憲法が戦後アメリカの強い影響下で成立したことは間違いない。しかし問題はその中味である。基本的には素晴しい人類の理想を掲げた立派な基本法であるから、軽々しく進駐軍から押しつけられたと一国の首相が発言することには反対だ。テレビでよく自民党の幹部が、「前文は読むに耐えない」などと発言している。確かに文章はまずい、おかしなところがある。しかし、それに流れる素晴しさを見ないで表面だけを軽々しく批判してはならない。自民は三年前・大敗し地獄を見たが、それは傲慢さを国民から批判されたからだ。大勝した時こそ、堅実さと謙虚さでカブトの緒を締めねばならない。参院選はそれが試される。

◇これだけ科学技術が発達しながら、多くの命がかかる地震予知が出来ないのはおかしい。河口湖の異変など前兆らしきものは多い。こんな中、GPSのデータから地震を予測する方法をつかみ特許を取得した東大名誉教授がいる。

 測量学の世界的権威村井俊治氏である。この人は「大地震には必ず前兆現象がある」と考え地震予測を発表している。東日本大震災の3週間前にも、GPSデータの解析から大地震の可能性を指摘していた。ただ、地震学者でないため発言力が認められないという。専門家や学会のメンツや権威にこだわる問題ではない。前橋工科大の元教授・H氏と地震予知の勉強会をしていた時、H氏は、発表は禁止されていると語っていた。村井氏が気象庁に「地震予測をやりたい」と申し出たら「おおいにやって結構」との答を得た。「3・11」後、状況が変わったらしい。日本中の全ての力を首都直下と南海トラフに集中させねばならない。

◇今日は、楫取素彦顕彰会の役員会。少し広がったが次のステップを目指す。松陰や楫取のバトンを受け継ぐ心で。(読者に感謝)

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