人生意気に感ず「専門校入学で楫取を。九條武子の歌。北のミサイル。黄砂と鳥インフル」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「専門校入学で楫取を。九條武子の歌。北のミサイル。黄砂と鳥インフル」

◇9日行われた、ある専門学校の入学式は生徒574人という盛況。校長は大学同窓の友人でジョン・万次郎とペリーを挨拶で語った。来賓として登壇した私は、これを継いで吉田松陰と楫取素彦を登場させた。

 話の筋は次のようなもの。今は混乱の時代で幕末に似ている。百聞は一見にしかずと、吉田松陰はペリーの黒船に乗り込むが外国行を断られやがて幕府に処刑される。死の直前、松陰からその信条たる「至誠」の言葉を贈られた人物こそ群馬の初代県令となった楫取素彦。楫取は松陰の果たせなかった夢を群馬で実現しようと頑張った。皆さんは技術のプロを目指すが真の技術者たるには「志」が必要。これら幕末維新の人物に学んで下さい。閉式後、ある団体役員は、「楫取素彦読本」100冊を購入してくれた。感謝。

◇この日、楫取の会事務局長の手島氏と浄土真宗の寺清光寺を訪ねた。同寺は楫取素彦顕彰会の事務局で住職は同会の顧問。組織及び5月10日の役員会の件で相談した。

 門の掲示板には「みずや君あすは散りなむ花だにも力のかぎりひとときを散く」とある。九篠武子の歌である。武子は西本願寺の法王の姫君に生まれ、絶世の美貌で、大正時代の代表的麗人と呼ばれた。浄土真宗の教えを社会福祉活動で実践した信者。清光寺は吉田松陰の妹で楫取の妻寿子が本願寺に頼んで創建された説教所が開基。5月10日は楫取の会発足一周年の行事も議題となる。

◇また、狼少年か、本当にやるのか。北のミサイル発射は今日かも知れない。北朝鮮は、臨戦態勢をとり「10日以降安全を保証できない」として外交官に国外退去を通告した。

 北朝鮮は2年半前、韓国延坪島にミサイルを撃ち4人の死者を出した。こんな事が起きたら発足したばかりの女性大統領朴政権は反撃するだろう。

 北の挑発とおどしは世界の制裁を招く自縛行為。国民の忍耐は限界だから内部から崩壊する可能性が高まっている。シビルコントロールのない追い詰められた先軍政権は何をするか分らないから危険だ。原発への脅威は大きい。

◇鳥インフル死者8人に。死を含む感染は28人。人から人の「新型」に変異すれば一気に広がる。今日10日、今年初めて、黄砂が列島をすっぽり包むという。PM2・5と結合して襲う。かつて、蒙古襲来は神風が救ったが、インフルにしろ黄砂にしろ、新たな軍団は防ぎようがない。(読者に感謝)


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