『炎の山河』第五章 地獄の満州 第38回 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

『炎の山河』第五章 地獄の満州 第38回



⑦ 松井かずが思いを馳せる戦後の日本は。  日本の復興

 

1945年、昭和20年の敗戦によって、一時は呆然自失、あるいは、虚脱状態に陥った国民は、各地の混乱が比較的すみやかに収拾される中で、やがて落ち着きを取り戻し、開放感を味わえる状況に入っていった。これは、アメリカ軍の占領政策が順調に国民に受入れられていったことの結果であった。そこには、新に再生日本の主役となって立ち上がろうとする人々の姿が見られた。

 新生日本の出発点に当たる、1946年(昭和21年)、1947年(昭和22年)の重要な動きを拾ってみると次のようである。

〔1946年〕(昭和21年)

㋑ マッカーサーは、民主化の基本的方向として、男女同権、労働者の団結権、教育の自由化、専制の廃止、経済の民主化を打ち出し、経済の民主化としては、特に財閥の解体を指令した。

 選挙法改正(婦人の参政権を認める)

 天皇、神格を否定し、人間宣言

〔1947年〕(昭和22年)

㋑ 農地改革

 日本国憲法の公布

※「楫取素彦読本」現在煥乎堂1F郷土誌コーナー、県庁地下 生協書籍コーナーで好評発売中です。(1冊300円)