人生意気に感ず「首相施政演説。ヤマダ電機、中国要人の挨拶」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「首相施政演説。ヤマダ電機、中国要人の挨拶」

◇安倍首相の就任後初の施政方針演説が28日午後の衆院本会議で行われた。日本を導く決意の表明である。二度目の総理を目指して総裁選を闘う姿に私は同じ長州人の高杉晋作や吉田松陰を重ねた。総理の座を投げ出した時安倍氏は地獄を見たに違いない。背水の陣で自らの再生を期した。「演説」にはそれが現れていると感じた。

 主なポイントを挙げてみる。①強い日本を創るのは私たち自身である。くじけてはいけない。懸命に生きる人同志が何かあれば助け合う精神が、共助、公助である。②今を懸命に生きる被災者の早期帰還に全力を尽くす。新たな創造と可能性の地としての東北を創り上げよう。③原発事故の反省に立ち新たな安全文化を創り上げる。安全が確認された原発は再稼動させる。省エネと再生可能エネルギーで原発依存度はできる限り低減させる。④首都直下地震、南海トラフ地震に備える国土強靭化は焦眉の急だ。⑤道徳教育の充実を初めとするいじめ対策の提言を実行する。何度でもチャレンジできる社会を創り上げる。⑥普遍的価値を重視し主張する外交を基本として日本外交を立て直す。北朝鮮の核実験は断じて容認できない。尖閣諸島は日本固有の領土であることは明白だ。私は先頭に立って国民の生命財産、領土領海領空を断固として守りぬく決意だ。⑦我々は何のために国会議員を志したのか。足の引っ張り合いでなく国家国民のために結果を出していくことが国会議員の使命である。以上の事は地方の政治課題とも結びつく。私たちは力を合わせ強い日本、安全な日本、真に豊かな日本を創りたい。私は演説をこう受け止めた。

◇「群馬県LED道路照明実証実験記念レセプション」に出た。ヤマダ電機と中国の企業がパートナーとして進める事業。中国大使館の要人たちも出席。私は中国人代表挨拶の一言一句を注意して聞いた。

 日中友好会館の中国代表常任理事王氏は流暢な日本語で注目すべきことを語った。「国交回復して40年、日中は最も厳しい試練の時である。日本の諺に雨降って地固まるということがある。こういう時こそ大切である。日中が役割を分担して努力すればどういう事があっても大丈夫。一日も早く関係が回復することを望む」良識のある中国人の言葉として胸に響いた。安倍首相が施政演説で強調した戦略的互恵関係の中味でもある。(読者に感謝)