人生意気に感ず「航空警察ヘリ。いじめ調査。犠牲者10人」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「航空警察ヘリ。いじめ調査。犠牲者10人」

◇文教警察の月1委員会(24日)。国から体罰につき調査依頼があったと報告。私は調査の効果をあげるには方法の工夫が必要であると発言し、結果を委員に示すことを求めた。児童生徒へのアンケートでは、具体的項目を示し、無記名で、家で書かせ、封をして提出させる等の配慮を検討するという。高崎への移動のバスで教委は、教師の懲戒免職を発表。女子生徒と性的関係を結んだもの。午後記者発表の予定。

◇県立高崎高等養護学校を視察。知的障害者が実習に励む姿を見た。整った設備の中で生徒は礼儀を指導されていると見え、「ハイ」、「ありがとうございます」と言葉を交わしていた。人間の可能性を引き出し育むには愛情と人間の理解が必要。ここに、教育の究極の原点があると思った。校長が絶滅収容所アウシュビッツのフランクルのことを口にした事に驚いた。意図は何か。人間の極限の可能性を胸に置く意か。「夜と霧」を思い出して思った。

◇この日のメインは警察航空隊の視察。ヘリに乗る前にプロのミュージシャンの経歴をもつ田中巡査(31歳)の歌を聞いた。創作3曲は、「手をあげて」、「暴力団を追放しよう」、「振り込め詐欺だ」。NHKでも取り上げられ各地で大変な人気。きっかけは、署長に勧められ歌を作ったこと。初演は幼稚園とか。「道路を渡る前には一度止まりましょう、車に気をつけて、皆で手を上げて」とイケメンのお兄さんのギター姿はかっこいい。効果大と思った。

 ヘリで見る眼下の世界は前回と一変。北関東道、上武国道、50号と、鳥の目で容疑者を追う。高速交通の時代、犯罪に対抗する決め手である。災害対策にもヘリは不可欠だ。速度感がほとんどない。ゆっくりと動いていると感じるが時速200キロ。市街から鍋割を越えると白銀の大沼でワカサギを釣る姿が。ヘリから降り、テレビのインタビューで、犯罪対策と人命救助の為ヘリは抜群と感想を述べた。

◇日本人犠牲者は10人となった。アルジェリア人質事件に巻き込まれた17人の安否が判明。損傷が酷く確認が困難だった事から事件の凄惨さがうかがわれる。 テロの犠牲になった日本人は過去に多いがこの事件の特色は海外に展開する企業の関係者だということだ。氏名公表の是非が問題となっている。事件の真相を究明し、事の深刻さを国民が認識するためには公表すべきだと思う。(読者に感謝)


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