人生意気に感ず「自民優勢。教育委員長の役割。ゆかりちゃん事件。栃木県警との連携」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「自民優勢。教育委員長の役割。ゆかりちゃん事件。栃木県警との連携」

◇選挙の中の議会が進行中である。朝8時、選挙事務所の朝礼で「油断大敵、新聞をそのまま信じると大変、気を引き締めて頑張ろう」と訴えた。

 朝刊各紙は一斉に「自民優勢、単独で過半数」と報じた。選挙は心理戦である。新聞やテレビのアナウンス効果は大。優勢と伝わると、陣営の人々は気がゆるみ戦意が落ちる、また、一般の支援者も、他からそちらは大丈夫だから助けてくれと頼まれて動いてしまう。私はこういう事態になることを警戒したのだ。

 しかし、事務所は活気づいている。メディアだけでなく、様々な情報が入る。とくに、議会には、県下各選挙区の生の情報が集まる。大きな流れが生じつつあることを肌で感じる。民主の激減、にわかに生じた「未来」その他小党の不振などは事実のようだ。

◇選挙で煽られる心を抑えて議会に臨む。9時から図書館広報委員会、10時から文教と警察の常任委員会が開かれた。

「文教」では、委員長に質問した。その中で、私は教育委員会の形骸化が叫ばれる中、委員長の責任は重大である、委員長は、教育が抱える重要な問題につき勇気をもって発言し、事務局を導き、現場にメッセージを発信して存在感を示すべきだと強調した。

 新委員長は、教育長と共に、任に耐えうる人材である。本会議では、議会との意志疎通をはかれという声が上がったが、議会と火花を散らすことも必要である。

 この日、上毛学舎の建て替え問題でバス付きが必要かを巡って議論が盛り上がった。

◇「警察」では、重大事件の未解決は警察の威信と県民の安心安全を脅かすという切り口で太田のゆかりちゃん事件、及び栃木の連続幼女誘拐殺人事件を追求した。

 ゆかりちゃんがパチンコ店から行方不明になった事件を含め5件が栃木との県境半径11キロの範囲で起き未解決のままである。菅家さんが再審で無罪となった事は真犯人が別に存在することを意味する。手口から同一犯の可能性がある。解決のために栃木県警と協力すべしと私は平成22年11月議会で質問したが、本部長は「仮定に基づく質問にはお答えいたしかねる」と答弁した。その後事態の変化があった。

 昨日、刑事部長は、栃木県警とのハードルを低くし、合同捜査会議の設置、警部補の交換などの事実を明らかにした。卑劣な真犯人の逮捕は崩れる社会の歯止めになる。(読者に感謝)