人生意気に感ず「若者低投票率。八ツ場の謝罪。2児餓死事件。教育委員長に」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「若者低投票率。八ツ場の謝罪。2児餓死事件。教育委員長に」

人生意気に感ず「若者低投票率。八ツ場の謝罪。2児餓死事件。教育委員長に」

◇選挙戦の最中の議会一般質問。某女性議員は若者の低投票率対策を教育長に提案した。高校での模擬投票で他県では実施しているところがある。本県も、というもの。教育長は総合的学習の時間利用等の検討を考えると発言したが明答はなかった。その時議場から「やる気になればすぐにも出来る」と大きな声があがった。声の主は私である。

 20代の投票率は約20%。5人に1人とは余りに低い。選挙は民主主義を支える基盤。次代を担う若者が5人に1人しか投票しないとはどういうことか。正に日本の危機というべきだ。

 若者の低投票率の原因を問われた選管委員長は、政治不信、政治的無関心の増加等を挙げていた。そして、若者対策として、中学3年生向け選挙解説刷子の配布、コンビニのレジにピーアール紙を置く等の実施を表明した。

◇注目の質問に南波氏の「八ツ場」があった。私は八ツ場議連会長。「八ツ場ダム」は民主党のマニフェスト失政の象徴。

 南波さんは「ダム継続開始より一年余本体工事着手がない。経過につき謝罪すべき」と訴え、知事の考えを質した。会場からは損害賠償すべきだのヤジも。知事は「何もしない民主党政権の責任は重大。無条件に直ちに本体工事を開始すべきだ」と表明した。

 また南波さんは、笹子トンネル崩壊に関連させ本県のトンネル状況を部長に質した。県土整備部長は、県下にトンネルは142本ある。つり天井形式は3本でこれは12月31日までに点検すると答えた。上信越(八風山)と関越道の上下である。

◇社会を震撼させた衝撃の事件の高裁判決がおりた。2児をマンションに密閉放置し自らはホストクラブのホストに狂っていた母親に対し大阪高裁は「2児の飢えと渇きは想像を絶する」として懲役30年とした。

 求刑は無期懲役だった。地裁の求刑は死刑。中村早苗被告は、当時3歳と1歳だった2児を居間の扉にテープを貼りドアに施錠して外出していた。冷蔵庫は空になり壁には小さな手の跡が無数にあったと伝えられる。当時私の周辺には犬猫に劣るという声があった。

 離婚し育児に疲れていたという事情がなければ死刑も有り得た犯罪。母親の背景にある社会や教育も考えねばならない。

◇今日は文教・警察の常任委員会。教育委員長の役割と責任。連続幼児殺人失踪事件に関する栃木県警との協力状況などを質問する。(読者に感謝)