人生意気に感ず「刺客。上海のナカムラノリオ。教育長批判。ふるさと塾」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「刺客。上海のナカムラノリオ。教育長批判。ふるさと塾」

◇選挙となると物騒な言葉が飛び交う。1例が刺客。今回も「三宅雪子氏首相刺客に」、「桑原功氏2区刺客に」が紙面に躍る。刺客とは辞書では暗殺を行う者とある。戦国時代の忍者などを想像する。言葉だけを取り上げれば時代錯誤も甚だしい。民主主義を支える選挙を語る言葉として社会の公器たる新聞が使うのは如何にも不適切。新聞が使用するのを止めることを提案したい。

◇ともかく、「刺客」で表現しようとするのは相手を葬ること。選挙に当てはめれば落選させることを目的とする。群馬2区の桑原氏の立候補は正に石関氏の落選を目的としているようだ。

 石関氏は民主党を裏切って「維新」に走った。しかし2区に民主の候補者がなければ大量の労組票などが従来のつながりで石関氏に流れる。桑原氏立候補の目的はこの流れを阻止し自らに呼び込もうとするもの。石関氏は窮地に立ち結果として自民の井野氏が優位に立つ。井野氏には2区に影響力をもつ、笹川尭、尾身幸次の両氏も支援することになった。戦国さながらの謀略が生々しく動いている。

◇昨日の一般質問者・自民の岩井均さんの発言中にナカムラノリオが飛び出して一瞬議場がざわめいた。岩井さんは、同姓同名・「JTB上海」の社長ですと説明した。過日、国際戦略特別委員会が上海を視察し中村氏から中国人は温泉好きだが本物の温泉を知らないなど有意義なアドバイスや提案を受けたという。

◇この日、井田泉氏の教育委員会に対する厳しい発言が注目を集めた。実は前から議員間に若干の不満の空気があったようだ。朝の団総会で井田さんは「やる」から声援をと呼びかけていたので、会場から声援のヤジが飛んだ。

 言わんとすることは何だったか。「議員との間に意思疎通がない。誠実にやって欲しい。ノレンに腕押しの答弁。教職員の権利を守ることに力」等。論旨をもう少し明確にすべきであったか。

 もう一つの論点、教育委員長と教育長の役割に関する問題は最も重要なもので、委員長は「政策形成課程に積極的に関わり事務局を指揮する」と、教育長は「指揮監督を受けてしっかりとやる」とそれぞれ答えた。教委の形骸化が指摘される中、この答弁には重要な意味が含まれる。

◇今日は「ふるさと塾」で「尖閣の背景と真実」を語る。十数年ぶれずにやってきた。私自身の勉強の場でもあった。進化させて社会貢献の役割の実を果たしたい。ささやかな私の舞台である。(読者に感謝)


☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。