人生意気に感ず「中国の領海侵犯。自民党選挙公約。暴走老人の核。鳩山辞任。選挙無効訴訟」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国の領海侵犯。自民党選挙公約。暴走老人の核。鳩山辞任。選挙無効訴訟」

◇中国公船が連日のように繰り返す尖閣諸島領海侵犯に非常に多くの国民がいらいらと怒りを募らせている。ある研究機関による世論調査では、圧倒的多数の国民が政府の弱腰に批判的で、尖閣への実行支配強化を支持する。

中国は「中国の海」を広げ覇権主義を進めようとしている。日本の実行支配を突き崩し新たな既成事実を国際社会にアピールする巧妙な企てだ。対抗するには、アメリカとの連携を踏まえ毅然とした政府の態度が求められる。

◇自民党は、この事態に対して「総選挙公約」を発表した。マニフェストという表現を使わない点に今回の選挙の特徴がある。公約は、尖閣諸島の実行支配を強めるため公務員の常駐や周辺漁業環境整備の検討を行うと表明。

 安倍総裁が「尖閣を守ります」と強い意志を示していたことの現れだ。

◇自民党の総選挙公約に関する注目点が教育にもある。いじめ問題を背景とした教育委員会の責任体制の明確化である。「現行の無責任な教育行政システムを是正する」として首長が任命する常勤の教育長を教育委員会の責任者として位置づける。

 現行のシステムは、教育の中立を目的として教育委員会委員長を責任者とするが、この体制に対して教育委員会の形骸化が叫ばれてきた。

◇「維新」がどれだけ議席をとるかは今回選挙の焦点の一つだが、「野合」と評される無理な連携のマイナスは大きいのでは。石原慎太郎の核発言にそう思う。彼は「核を持たぬと国際社会で発言力が圧倒的にない」と発言。時代錯誤だ。

 核なしで発言力を高めることが日本の生きる道で、それは可能である。暴走老人のこの発言には反対者が圧倒的に多いのではないか。

◇鳩山元首相が北海道苫小牧の地元選挙区の記者会見で政界引退を正式に表明した。いくつかの週刊誌の世論調査は選挙苦戦を伝えていた。選挙に自信があれば無責任な結論に至らなかったのではないか。総理までやった人が自分の政治理念を放り出したことは前代未聞。民主党の存在を創業者自ら否定したことになる。

◇一票の格差をそのままにした選挙は平等原則に反し違憲だとして、これから行われる選挙の差し止めを求めた訴えが却下された。21日の東京地裁は差し止めを認めることで種々の弊害が生じる恐れがあると判断した。最高裁は現在の区割りを違憲状態と判示していた。(読者に感謝)