人生意気に感ず「県議団総会。日ロ協会、日中友好協会。楫取の講演」
◇来週月曜(26日)から12月議会が始まるので、昨日(19日)はそれに備えて県議団総会及び議案調査が行われた。
団総会では総選挙に関することも話し合われ、私は一区の状況を報告した。その要点は、コスタリカ方式が終わり、かつての尾身陣営の協力が佐田玄一郎氏当選のカギといえるが尾身氏の協力が得られることになったという事。
この事は、17日、尾身さんから私に伝えられた。尾身さんとは昨日(19日)も話したが、佐田選対の顧問就任を快諾し、安倍総裁の下で一区の自民を落とすわけにはいかないと闘志を現わしていた。安倍さんとは特別な絆を持つのである。23日、尾身、佐田両氏は前橋市内で会うことになるだろう。団総会の場に臨戦の緊張感が流れていた。
◇団総会の報告事項には一般質問日の変化もあった。12月4日は告示日で各陣営は必勝祈願祭を行う。予期せぬ出来事に対応して、4日の本会議は5日にずらすことになった。
◇過日、日本ロシア協会群馬が設立されたが、その設立記念式典を知らせる記者会見が庁内で行われ、同協会顧問代表として同席した。
日本人が最も嫌いな国と言われてきたロシアとの交流を進めるという事で記者団は大いに関心を示していた。今月25日、会場は群馬会館。
発言を求められた私は、「近くて遠い国を近くて近い国にする必要がある。北方領土・シベリヤ強制抑留などのために民間の交流をストップさせることはよくない。未来志向で進まねばならない」と話した。私は、ハバロフスクの強制抑留所跡を巡り「望郷の叫び」を書いた。「友よ安らかに眠れ」と書かれた墓標を思い出す。6万人の犠牲者の無念の涙に答えるためにも日ロの新たな発展を実現せねばと思って私は日ロ協会に参加した。
◇日ロに続いて日中の会議があった(19日)。群馬県日本中国友好協会、第4回発起人会である。この会の設立を進める中で「尖閣」の問題が生じ政府間は友好とは逆の最悪の状態となった。しかし、日中の友好の重要性は変わらない。こういう時こそ民間の交流の意義が大である事は歴史が証明している。
この日の会議でもこの点が確認された。来年3月21日頃に設立総会を開く事になった。役員構成や規約の案は固まっている。会長は私である。今日は、朝6時と10時、それぞれ富岡市、前橋市で楫取素彦の講演を行う。(読者に感謝)
☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。