人生意気に感ず「放射能飛散。異常国会。東電OL殺人。処刑後再審。巨大ハリケーン」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「放射能飛散。異常国会。東電OL殺人。処刑後再審。巨大ハリケーン」

◇原子力規制委員会は、先日発表の放射性物質拡散予測の誤りを公表し謝罪した。隣県刈羽の事故では魚沼市まで飛散すると私もこのブログで書いた。魚沼までは来ないと分かった。

 防災重点区域を拡大することに対する資料提供だった。県の防災計画にもかかわる。原発事故への一般の関心が薄くなっている。長期の闘いを覚悟すべきだ。学校では放射能教育が新たに始まった。国民が一から学ぶとき。私が属する放射能特別委は11月7日、8日、9日と原発現地を視察する。報告するつもり。

◇異例な臨時国会だ。参院は首相の所信表明を拒否、代表質問もしない。何やかやと理屈を言っているが、国民には政治不在、参院軽視、何も決められない政治と映る。

 野田総理は、一票の格差是正を目指す選挙制度改革や特例公債法案の成立を訴えた。それぞれ、人間の平等(憲法14条)、地方の財政に関わること。また、経済再生の原動力の1つとして再生可能エネルギーの導入拡大を挙げた。これは「原発ゼロ」と結びつく問題で国民は大いに重視すべきこと。

◇東電社員殺害再審無罪が確実となり、検察は謝罪した。ネパール人の被告人ゴビンダさん欠席のまま法廷は間もなく無罪判決を出す。超エリートと言うべき東電OLは勤務時間後娼婦に変身しノルマをこなすように街に立った。ゴビンダさんも相手をした男の1人だった。

 検察は、決めての鑑定につき、科学技術の進歩によって可能になったと語る。24年版警察白書は、DNA型鑑定等科学技術を活用した捜査など取調べ技術の高度化施策取組みを表明している。警察の威信を回復して欲しい。

◇足利事件の菅家さんを無罪にしたDNA鑑定技術は全人類中から1人を識別できる超科学、正に神の目だ。神の目からすれば、これ迄人間が犯した誤りも表に出る。最も怖いのが死刑執行後の無罪判明。その可能性がある事件が飯塚事件である。福岡県飯塚市で起きた女児2名誘拐殺人で死刑判決。久間氏は一貫して無実を訴えていた。判決後異例の早さで死刑執行。死後再審の裁判が進行中。弁護団は有罪の根拠となったDNA型鑑定の写真とネガを解析、25日、真犯人は別人と公表した。再審無罪となれば死刑制度の根幹を揺るがす出来事となる。

◇超大型ハリケーンが米東部に接近。ニューヨークは37万人に避難命令が出て死の町のよう。昨年東北の津波襲来を思わせる。(読者に感謝)


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