人生意気に感ず「10キロ走迫る。イエライシャン。福岡工藤会。暴力団の死刑」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「10キロ走迫る。イエライシャン。福岡工藤会。暴力団の死刑」

◇遂に、県民マラソンのナンバーカード引換券が届けられた。ナンバーは30024。10キロ男子は3万代で、昨年は1番だったが今年は24番。11月3日、9時10分スタートである。平成9年の初参加以来毎年10キロを完走している。私にとって人生の一大事業ある。

 昨年の厳しさを思い出す。日中議連訪中団の帰国はマラソンの前日(112日)で帰宅は午後10時だった。マラソンへの格別な思い入れがある私は運動靴を持参してゆき朝の中国を走った。2日後に迫った日本での10キロ走を頭に描きながら西安市の長安路を走ったことが、今鮮明に甦える。朝6時、内陸の夜明けは遅いが闇の中で街は既に息づいていた。私は異国の刺激を肌で感じながら歴史の古都を走った。帰国翌日の完走ではいつにない達成感をかみ締めることが出来た。

◇今月30日、私は満72歳の誕生日を迎える。走ることは偽りなき自分との対話であり対決である。この日を目標に一年間体調をコントロールする。走ることは体力だけでなく気力を養う。周りの同年輩の多くが人生のマラソンから脱落していくのを見て走れることは替え難い財産だと思う。来る県民マラソンは、こんな気負いを払って完走しこの欄で報告したい。

◇千代田町のスナック・「イエライシャン」の銃撃事件はみかじめ料をめぐる暴力団の行為で、市民と暴力団排除条例に対する挑戦だった。前橋はこの一件で大変だった。これと比べると福岡の異常さは戦争のようだ。「暴力団禁止」の標識をつける飲食店が次々に襲われている。どうして撲滅不可なのか。

 私たちは平成21年10月、福岡県議会が全国初の暴力団排除条例を可決させた直後に同議会を視察した。担当者は、工藤会の撲滅が警察最大の目標でそのために条例を作ったと説明した。

 その時語られた実態は衝撃的だった。それが今も続き条例の改正に合わせるように攻撃がエスカレートしている。民主国、平和国の日本でこのような暴力団の存在が許されている事が不思議だ。群馬はこの視察を機に条例作りを進め、平成22年の9月議会で群馬県暴力団排除条例を成立させた。狂乱の社会で暴力団を許す余地はない。暴廃条例は安全安心な社会のための砦。福岡化を防ぐための防波堤である。

◇群馬で元暴力団の組長の死刑が確定した。安中市の路上で射殺するなど暴力団の冷酷な犯行。平和な地方の町を震撼させた。3人が死刑判決を受けた平成15年の三俣事件も忘れてはならない。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。