人生意気に感ず「映画監督飯塚さんの会。団体政調会。生活保護。田中真紀子」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「映画監督飯塚さんの会。団体政調会。生活保護。田中真紀子」


◇映画監督飯塚俊男さんの「帰橋を祝う会」に出た(9/29・テルサ)。ドキュメンタリー映画製作で活躍している人で、前橋に活動拠点を移す。文化庁優秀映画作品賞、科学技術庁長官賞、文部科学大臣賞などを得ている。文化に関心を持つユニークな人たちの顔もあった。

 飯塚さんは、先日の楫取素彦の会(於テルサ・9/18)にも参加してくれたが、私と話す機会が十分なかった。司会の鈴木みどりさん(新日鉄会長三村さんの妹)は私のことをシネマまえばしの応援団長と紹介。私は、情報過の時代だが心に響く情報は少ない、飯塚さんのドキュメンタリーに期待する、楫取素彦のことで接点が出来れば嬉しいと挨拶。私の義理の息子が主宰する「シネマまえばし」は美術館工事のため休業中である。私は映画による前橋のまち興しに期待している。鈴木みどりさんは、私はシネマ前橋の副応援団長ですと綺麗な笑顔を作って言った。

◇各種団体の予算要望を聞く部会ごとの自民党政調会があった(1日)。私は文教警察部会。PTA、校長会、栄養士連盟、飲食業組合等々が参加。現場で生起する現実に接することは政策を進める上で大いに参考になると改めて思った。栄養士会の人からは、今の子どもたちに、野菜はどこで取れるかと聞くとスーパーと答えるとか、朝ご飯を食べさせようと提案すると炊飯器を買ってくれというお母さんの話などが出た。

 現実から遊離した子ども、その延長たる世の母の実態。教育環境は難題に囲まれている。PTAの代表とはPTAの役割ということで意見を交わした。

◇こんな話を聞いた。ある小学校で将来どんな仕事にと質問したら、ある生徒、ぼくは生活保護をもらうからと答えたという。事実とすれば笑えない。国民のモラルハザードが広がっている事の現われか。

 生活保護受給者の増加は異常だ。現在、211万5千人超。人気芸人の母の受給が社会問題化したことも。厚労省は生活保護の適正化案を打ち出した。扶養義務者に扶養できない理由の説明義務を課すこと、福祉事務所の調査権限の強化、出来るだけ就労を求めることなど。しかし、真に保護が必要な人を除外しないことが求められる。私の周辺でも受給に抵抗感を持たない人が増えている。

◇田中真紀子氏が文科相になり省内は変人振りを警戒し戦々恐々だという。本県の関心ごとは富岡製糸場世界遺産登録への影響である。


☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。