人生意気に感ず「ナデシコ勝利。イチローの挑戦。細川の野田批判。東電の刑事責任」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ナデシコ勝利。イチローの挑戦。細川の野田批判。東電の刑事責任」

◇ロンドン五輪はサッカー女子で競技を開始した。ナデシコとカナダ。深夜午前1時開始ということで、昨夜はドキドキしながら床に就いた。一夜明けるとどの局もテレビは大騒ぎ。2対1で勝利した。大変な4年間だった。期待が大きいだけにプレッシャーは凄かったに違いない。彼女たちの躍動するプレー、勝利を得て輝く笑顔は日本をおおう暗雲を吹き払ってくれる。いじめも、反原発も、巨大地震のこともしばしお休みにして日本人の心を充電したいという気持ちである。

◇イチロー劇場に日米が沸いた。38歳のイチローは限界に近づいていると思われる中で、最強軍団のヤンキースに移った。電撃移籍の数時間後にそれまで居たマリナーズと対戦。こんなことが有るのかという舞台設定である。球場は総立ちでイチローを称え、送別ムード一色に染まった。黒バットを横に持ちファンに頭を下げる姿はサムライ日本を思わせる。

 イチローは記者会見で語った。「マリナーズの経験を誇りに思い胸に秘め前進したい」「環境を変えて刺激を求めたいと思っていた」試合に臨むイチローの姿を見て武蔵のような兵法家と思うことがある。ヤンキースという新しい戦場で、マンネリから抜け出し新しい血が甦ることを計算しているに違いない。

 今の大学生は海外に出て挑戦することに消極的だ。そんな若者に、イチローの姿は俺を見ろと訴えている。精進を重ねた末の新たな挑戦に期待し見守りたい。

◇細川元首相が自分の弟子といえる野田首相の原発対応に批判的である。まず佳代子夫人が「後藤新平賞」の受賞式で代読したメッセージの内容に首相批判があり会場が動揺したという。

 後藤新平は、小沢一郎の地元水沢出身で満鉄総裁、鉄道院総裁、内務大臣、東京市長等を務めた人。細川元首相は東日本大震災のガレキを活用した緑の防波堤を造る活動で今年の受賞者となった。

 細川さんは大量に残る使用済み燃料棒を心配している。東電は大丈夫と言っているが私は東電のいうことなど信用していない、野田首相の原発に対する考えは私とかなり違う、と発言した。

◇東京地検が原発事故捜査を始める。全国で告訴・告発が出ている。「人災」に対する業務上過失致死傷罪を問う。予見可能性、回避義務、被曝を傷害と言えるか等が論点。見守りたい。(読者に感謝)

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