人生意気に感ず「電力総会。刈羽の危険度。5日内の大地震。小沢の期待度」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「電力総会。刈羽の危険度。5日内の大地震。小沢の期待度」

◇電力9社の株主総会が始まった(27日)。創業以来の大問題を抱えた総会は大荒れとなるのは当然だ。特に注目されるのは2つの総会。福島第一原発を抱える東電と大飯原発の再稼動問題を抱える関西電力だ。午前11時の段階で出席株主数は東電が4千人超、関西電力は3千六百人を超えた。

 それぞれ注目すべき株主提案が出された。東電では新潟県刈羽原発を廃炉にすること、関西電力では、全ての原発を速やかに廃止することを定款に定めること、などである。この東電、関電を含め7電力の総会で脱原発の提案が出されたが全て否決された。

◇新潟の刈羽に関し、私は県特別委で取り上げた。近いし特別の危険を抱えているからだ。県は積極的な対策はもたない。今後の課題だ。

◇刈羽原発はかつて、後援会で何度も視察した。高速道で短時間で行ける。豊かな松の緑とのどかな海に囲まれた原発はセキュリティ管理も万全に見えた。さすが日本の原発と関心したものだ。今視察すれば視点は全く違う。M7.5が想定される活断層の上にあり、保管する使用済み燃料の量は全原発の中でトップ。専門家は、ここに原発があること自体が狂気と指摘。のどかな海の対岸には狂気の北朝鮮もある。テロに対しても日本はほとんど無防備だ。群馬の「安全神話」は隣県の状況も計算に入れて打ち砕く必要がある。

◇首都直下型地震が近いと言われ臨戦態勢にあるといえる。このような時、25日から7日以内に震度6か7規模の地震が起こるという警告が出た。発信者は、北陸地震雲予知研究観測所の所長で、地震雲研究の第一人者。的中率は高く、2011年は54回中46回的中させた。25日の午後から白い放射状の地震雲が空いっぱいに出た。科学的メカニズムは解明尽くされていないが、地震直前の岩盤の変化から地震雲が生じるのは確からしい。空振りでもいい。重要な資料として身構えをしておく事だ。

◇小沢一郎とその仲間の動きに注目。新聞の緊急世論調査では、小沢一郎が目指す「新党」に「期待する」が15%、「期待しない」は76%。衆院で増税法案に反対したことに対しては、「支持する」は29%、「支持しない」は61%。私の周りの空気もこんなものだ。「やわらちゃん」などは可愛そうに有象無象の一人に見える。

◇私学の理事会に出た(27日)。生き残りに懸命である。公立は潰れないが深刻度は同じはずだ。(読者に感謝)


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