人生意気に感ず「台風直撃。科学技術の目的。消費税。北方領土。新潟に大油田」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「台風直撃。科学技術の目的。消費税。北方領土。新潟に大油田」

◇19日10時過ぎ群馬県も暴風域に入った。書斎の外の柿の木が激しく音を立てている。その上で風の音が轟いている。テレビは、東海地方の荒れ狂う海を写している。まるで巨大地震の前兆を物語るようだ。風の音が激しさを増している。群馬の土砂災害危険地域は大丈夫か。崖下の人々は生きた心地がしないだろう。凄まじい風雨の襲来は、群馬に災害はないという「安全神話」を吹き飛ばそうとしている。この時期に列島を縦断する台風は異例中の異例だ。4号のあとに5号も続く。自然の災害については何でもありの時代に突入している。

◇国立天文台の常田佐久教授は、「新しい太陽像」と題して語り、今、太陽にはとんでもない変化が生じていると指摘した。太陽観測衛星「ひので」の観測結果なのだという。異常気象の原因は専ら地球温暖化と考えられているが、併行して、太陽異常の影響があるらしい。全地球の存在は太陽にかかっているのだから太陽の変化は圧倒的である。古代人がいけにえを捧げて太陽を恐れた心は今日の私たちにも通じるものがある。

◇科学技術の目的は何か。人々の幸せを実現するためである。このことにつき、福島第一原発事故は重大な反省を突きつけている。科学技術白書が発表された。それは、科学技術が国民の期待に応えられなかったことを分析している。原子力発電という最先端の科学技術が過ちを犯した事が如実にそれを示している。つきつめれば、高度の発達した科学も管理する人間の心にかかっていることを示す。現代の悲劇は、一人歩きして止めどなく発達する科学をコントロールする哲学と制度の貧困である。

◇政界の台風は「消費税増税」だ。民主党内の紛糾は前原政調会長一任で乗り越えた形だが問題はこれからだ。国会議員の身を切る改革、税の使い方など国民の納得を得なくてはならない。

◇「北方領土」が前向きに議論されることに注目する。ロシアは日本人が最も嫌いな国とされる。その理由に60万人のシベリア強制抑留と北方領土がある。ロシアはシベリアの開発にかけておりに日本の協力を必要としているから好機なのだ。

 群馬でも日ロ友好協会発足の動きがあり私も発起人の1人。こんな折、秋田犬の子がプーチンに贈られるという。わが家のナナも秋田犬。お前の仲間が大事な仕事をするぞと頭を撫でた。

◇新潟沖に大油田という情報に驚く。かつて石油のないことが太平洋戦の一因になった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載しています。