人生意気に感ず「放射能特別委。深夜の高速道。胆管ガン。薬物の恐怖」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「放射能特別委。深夜の高速道。胆管ガン。薬物の恐怖」

◇5月議会も終わりに近づき、昨日は特別委員会の日。私の所属は放射能対策特別委員会である。傍聴人が5人というのは珍しいことだ。放射能に対する関心の高さを示す。傍聴者ゼロが多いのだ。

 原発事故に発する人々の放射能パニックはやや沈静化しつつあるが、放射能に対する恐怖が去ったわけではない。対策の本番はむしろこれから。その意味でこの特別委の役割は大きい。昨日は新設特別委の第一回だった。活発な議論があって終わったのは午後4時半頃だった。

 食品の新基準、除染その他多くの課題が山積。「国や東電は、パニックを起すことを恐れ、情報を隠したりしたため国民の信頼を失い、かえってパニックを起こした。信頼を回復するためには、県は、あらゆる情報を的確に提供しなくてはならない。部長は決意を示すべきだ」と私は、冒頭の質問で、健康福祉部長に迫った。県民の命と健康に関わる特別委員会なのである。

 「除染」は最大の課題である。膨大な量の放射性セシウムが本県にも降ったが、そのうち森林のものは除染がほとんど出来ていない。森林から流れ出て農作物を汚染し、川に入って海に出て魚介類を汚染するからだ。息の長い闘いになることを覚悟しなくてはならない。

◇過日、歴史遺産議連で韓国の古墳等遺産群と博物館を視察したが、それを振り返る研修会を水上の会場で行った(11日)。県立女子 大の熊倉教授が適切な資料を用意した。久しぶりの温泉は心をいやす効果があった。私は、早朝の仕事があるので、午前3時前に宿を出て雨の高速道を走った。ブログを書き、楫取素彦読本の原稿に取り組み、少し寝て12日の特別委員会に臨んだ。短時間で睡眠の効果を得ることは私の特技といえるかも知れない。

◇大阪の印刷会社で働いた人から胆管癌が異常発生している。10人がガンに罹り4人が死んだというから驚きである。他の同種の工場に広がるだろう。ガンの原因物質は、身近かにひそんでいるのかも知れない。

◇薬物依存症の体験をもつ人は磯飛京三容疑者のことを特別の目でみているのではないか。この男は何度か薬物事件で刑に服しているといわれる。依存症になると脳に変化が残り完治は困難で何かのきっかけでコントロール不能に陥る可能性があるというのだ。「薬」は恐い。

◇脱法ハーブを扱う店主が逮捕された。吸うのは客の勝手と無責任なことを言っている。薬物の規則は後追いで抜け穴だらけになっている。心を支配し別人格にする薬物の恐怖を見詰めよう。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、「楫取素彦読本」を連載いたします。