「酒井法子元夫。ゴビンダ再審。暴力団排除。弔問記帳」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

「酒井法子元夫。ゴビンダ再審。暴力団排除。弔問記帳」

◇違法薬物を父が警察に届けたことに驚いた。酒井法子さんの元夫・高相裕一氏は、それによって麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。09年に同法違反で起訴され、今回再犯の疑いである。

 なぜ父親は証拠物件を警察に届け出たか。親子関係が破綻しているのか、息子のためという深い考えに基づくものか興味をそそられる。普通の親子の情からして父が子のために証拠を隠すことは論理的に無理からぬ面がある。

 そこで、通常なら証拠隠滅罪になる行為も親が子のために隠した場合その刑を免除することが出来る定めである。古い法の諺に、「父は子の為に隠す直きことその中にあり」というのがある。

◇再審開始決定にネパール人親娘たちの表情が輝く。この瞬間を受け止めるためにネパールから駆けつけた無期懲役囚ゴビンダの家族である。昨日(7日)、議会の昼休みのテレビで見た。近くの議員は、東電OL殺人事件、再審、冤罪という事を知らないらしい。

 複雑怪奇なオドロオドロシイ事件である。慶応出の超エリートの東電OLは勤務が終わると日課のように渋谷の街角に立って売春した。自らにノルマを課していたようで、手帳には克明に相手の氏名やイニシャル、全額等が書かれていた。金に困っていたわけでなく動機は謎とされる。木造のアパートの空いていた一室で犯行は行なわれカギをもっていたゴビンダが逮捕された。

 再審の決めては最新技術のDNA鑑定の結果。被害者の体内の精液や付着した体毛が別の男のものと判明。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事訴訟法の原則に従って再審が決まった。無罪となるのは確実である。

◇警察関係の常任委員会で私は、警察官の度重なる不祥事と暴力団関係を取り上げた。07年に県議会は県営住宅から暴力団を排除するための条例改正を行った。私は提案者として本会議場で提案説明をした。広島、福岡両県に次ぎ全国で3番目だった。昨日の県警の報告では順調に運用され成果を上げているとの事だった。

 暴力団排除条例に関す る前橋市のスナック発砲事件では捜査が進んでいると担当官は答えた。

◇昨日、県庁で寛仁さまの死に弔問記帳した。皇室離脱宣言、女系天皇反対発言などの厳しい行動と凄ましい闘病の姿が重なった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。