人生意気に感ず「菊池直子。防衛相と国交相。発がんの疑い」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「菊池直子。防衛相と国交相。発がんの疑い」

◇「もう逃げなくてよいのでほっとしている」菊池直子容疑者はこう供述しているという。元教祖麻原のことを今は信じていない、警察には正直に話すとも語っている。最後の特別手配犯高橋克也容疑者の件についても具体的な事実を語り始めている。それにしても逃亡生活の辛さは想像を超えるものに違いない。菊池は殺人罪等で追われていた。法が改正されて殺人罪は時効がなくなった。一生世間の目を気にして逃げ続けると思うとその重圧は大変なものだろう。

◇菊池の逮捕はオウムの死刑囚の執行時期に影響を与えるだろう。菊池容疑者はやがて起訴され裁判が始まる。容疑に関して菊池と関わった死刑囚がいるといわれ、この死刑囚は証人となる可能性がある。その時、証人の役割がある者をその前に執行することは出来ないと思う。死刑執行は究極の鉄槌である。関係する死刑囚は一秒でも先のばしを望む筈。菊池の逮捕に異常に神経を尖らせているだろう。オウム事件を機に「死刑」の議論が盛んになることも予想される。

◇内閣改造で注目するのは防衛と国交の両ポスト。田中前防衛大臣は余りにお粗末でお笑いだった。国を守ることが緊迫の課題の時なのに、野田総理は本気で国を守る決意があるのか国民はいぶかった。

 森本防衛相は初めての民間出身である。民間人起用は憲法上は問題ないが、防衛相は特に選挙で選ばれた政治家があたるべきだという批判がある。実際どのような手腕を発揮するのかが問題なのだと思う。

 国交相の交替で八ッ場ダムの推進に影響が出るかの点で関心が集まっている。大臣がかわって本体工事が遅れると困る。今日、本会議終了後、八ッ場ダム推進議連の会議が行なわれる。私は会長としてこれに臨む。

◇昨日、午後4時半、私は、判決を受ける被告のような気持ちで日赤を訪ねた。発がん検査の結果発表の日だった。私は前立腺肥大と長年付き合っているが、2割位の疑いがあると言われ、下半身麻酔で16ヵ所の細胞を調べた。

 長い人生を生き抜くためには難関も越えねばと覚悟を決め、重粒子線治療の手続も調べた。昔、亡き妻が日赤でがん告知を受けたことが頭をよぎった。「大丈夫でした」という医師の言葉に胸をなでおろした。高度に発達した医療と上手に付き合うことが生きる秘訣だと改めて思った。大腸と胃の検査を近くやる。(読者に感謝)


☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。