人生意気に感ず「表千家。白根のパン屋。弘仁と西埼玉地震。安全神話。女子バレー躍動」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「表千家。白根のパン屋。弘仁と西埼玉地震。安全神話。女子バレー躍動」

◇表千家同門会の総会で挨拶した(27日)。副支部長としてこのお茶の会にかかわりを持つことになり始めての出番であった。和服姿の女性がテルサのホールを埋めていた。茶には和服が似合う。

 戦国の武将が茶に親しんだのは生臭い異常の中で心の救いを求めたのではないか。その意味では、殺伐として毎日血が流される現代社会でも戦国時代と同じように、茶の湯がいやしの役割を果たすのだろう。精神文化は普遍性を持つから国境を越える。最近アメリカにこの会の支部が出来た。

◇テルサの東隣にパン工房があるのに気付きふと立ち寄った。奥にパンを焼く機械が見える。母子らしい姿があった。愛想の良い奥さんと話すうちに、五十嵐明子さんと名乗るこの人は「まあ、中村のりおさんですか」驚いたように言った。

 母子は白根開善学校で私を知っていたのだ。私が百キロ強歩に臨む長男を描いた「遥かなる白根」を五十嵐さんは読んだという。パンを焼く若者は白根開善学校の卒業生であった。「山本市長も寄ってくれました」二人は嬉しそうに言う。若者の表情を見て開善の笑顔だなと思った。本吉校長の話も出た。10月13日の百キロ強歩に参加しますというと、「まあー」、「へえー」と驚いていた。店の名は、「パン工房シャトア」(027・289・6081)。11月3日、例年通り県民マラソンで10キロを走り、今年は、更に百キロ強歩に臨む。先日の白根理事会で宣言した。久しぶりに限界に挑戦する。

◇ふるさと未来塾(26日実施)で、私の本会議の質問を予告した。楫取素彦と2つの地震を取り上げる。地震とは、818年弘仁地震と考えられる赤城南麓歴史及び、昭和6年の西埼玉地震のこと。「3・11」後、過去の地震が私たちに問いかける重みが異なっている。東日本大震災が日本列島の地殻に大きな影響を与えていることも真剣に受け止めねばならない。「弘仁」については今後1万年位起きないという人もいるが、それこそ自然を甘く見ている証拠である。「西埼玉」は、昭和6年に起き、人的、物的な大きな被害を群馬全域にもたらしたが何故かきちんとした記録にとどめられず忘れられている。まさに、安全神話のとりこになっている姿ではないか。私の議会登壇は31日午後1時、GTVで生中継される。安全神話を打ち砕く直球を投げる心で準備をしている。

◇女子バレーの連日の活躍に引きつけられる。オリンピック出場決定を果たした。昔と比べ日本女性が明るく美しくなった事を感じる。これも日本再生のシンボルだ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています