人生意気に感ず「妊婦の内部被曝・コメのセシウム。ザスパのグランドの改修。騙されて買った測定器」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「妊婦の内部被曝・コメのセシウム。ザスパのグランドの改修。騙されて買った測定器」

◇11月定例議会が始まった(29日)。朝7時半より恒例の群馬会館地下食堂で自民党の朝食会。私は朝食べない習慣なので、野菜、ヨーグルト、コーヒーなどに口をつけ、あとはパックにしてもらって持ち帰りだ。車に入れたまま忘れて古くなってナナの胃袋に収まることが時々ある。この秋田犬も朝食会の一員といえるかもしれない。

◇午前10時、定刻に議会が開始されると、先ず知事が登壇し提出議案の大要を説明するが、その前に「提案説明に先立ち一言申し上げます」という言い出しで、県政の近況を振り返ることが慣例となっている。今回はこれに続けて「誠に多事多難でありました」と述べ、東日本大震災、北関東自動車道の全線開通、群馬DCの成功、つい最近の中国訪問の成果、八ツ場ダムの早期完成の強い要望などにつき発言し、提案説明に入った。

◇提出議案のうち、私が注目するものをいくつか紹介しよう。大きな予算(総事業費3億5千万、今年度はその半分)をつけるのはザスパ草津のホームスタジアムの改修事業。Jリーグスタジアム新基準に適合させるために座席を増やし照明も改善する。

 条例改正がいくつかあるが、原発事故関連として警察職員の特殊勤務手当改正条例案がある。東日本大震災に派遣され危険地区で働く人の1日当りの手当を現行4,600円から44,600円に引き上げるもの。この議会で認められれば、3月11日(地震発生日)に遡って適用される。反対者はいないだろう。

 もう一つ面白い事例として損害賠償の訴えの提起がある。県が訴えを起こすには議会の承認が必要なのだ。大気常時監視自動計測器(つまり放射能測定器)を不当に高く買わされた事に「よる賠償請求の訴。3社から16台買ったが、談合によるものと判明。請求額は3千3百万円余。世間では、不当な額でこの種の機器を買わされる例が増えている。災害便乗だ。その他の議会の状況は追って説明するつもり。

◇気の毒なことだが福島県では相次いでコメから基準値超えのセシウムが検出されている。大波地区に次いで今回伊達市で基準値の2倍超のセシウムが出た。膨大なセシウムが飛散した事を考えると今後も各地で予想される事だ。

◇福島市は、28日、妊婦らを対象に内部被曝の検査を始めた。椅子型のホールボディカウンターで1人5・6分で測定できる。福島県の動きは関心が薄れる本県にとり他山の石。(読者に感謝)