人生意気に感ず「臨時県議会、知事の謝罪。県令楫取。慰霊碑破壊」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「臨時県議会、知事の謝罪。県令楫取。慰霊碑破壊」

◇今期1日の臨時県議会が開かれた(10日)。73日の知事選後初の議会。本会議前に自民党の常任役員会、県議団総会などがあった。常任役員会で私は、9月議会対応の問題として自民党は大澤知事の女性問題を取り上げ反省を求めるべきだと発言した。

 本会議の主な議事は、知事就任挨拶、公安委員長新任の紹介、副知事の選任等であった。

いつもの知事選後臨時会と違って傍聴者が多い。大澤知事は、2期目の当選に感謝し責任の重さに身が引き締まる思いだと述べた後、自身の問題に触れ「週刊誌に取り上げられ、皆さんにご迷惑をかけました。深く反省し、今後自らを戒めていきます」と発言した。

 知事の挨拶が終わるのを待つように共産党の伊藤議員から発言を求める声。「知事の女性問題の説明は納得できないから詳細な補足説明を求める動議を提案します」賛成者は1人で動議は成立しなかった。

2時から開かれた図書広報委員会では重要な案件が議論された。議会棟2階の広いスーペースに県議会の歩み等の展示コーナーを設ける件。私は、県政の原点として初代県令楫取素彦と第2代議長湯浅治郎の業績を取り上げるべきだと提案した。業績の主たるものは、この2人が力を合わせ日本初の廃娼県達成の道を開いたこと。「廃娼」は女性の人権問題として重要で、当時の議会では格調高い天賦人権 論に基づく議論も行われた。

◇中国黒竜江省の旧満豪開拓団の慰霊碑が撤去された。私は旧開拓団の人たちと関わりをもつ。群馬県中国残留帰国者協会の顧問を長く務め、著書「炎の山河」では、敗戦後の混乱の中で野獣のようなソ連兵に脅えながら北満黒竜江省の山野を逃げる人々の姿を詳しく描いた。

 今回の事件は黒竜江省方正県が建てた日本人慰霊碑を反日団体の5人が赤ペンキをかけハンマーで壊したという件。方正県では逃げる日本人数千人が病気や飢えで死んだ。重なる死体が動いた、それは盛り上がる蛆だった、そんな記事を読んだことがある。正に地獄だった。

 中国政府系メディアは「5荘士」とたたえた。今、中国では政府に対する民衆の批判が広がる。反日感情をあおって、批判の目をそらそうとするのか。民度の低い超大国は怖い。日本は粛々と世界に認められる国力を養うべき。東日本大震災は良き試練。頑張らねば。(読者に感謝)