人生意気に感ず「汚染牛は食の安全の発火点。市との会議。中国新幹線」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「汚染牛は食の安全の発火点。市との会議。中国新幹線」

◇汚染牛問題は広がる一方だ。放射性セシウムに汚染された「稲わら」が出発点。稲のわらが汚染されているとすれば「米は大丈夫か」と不安の声が出るのは当然だ。現在の汚染の原因は飛散したセシウムであるが、セシウムは当然土壌を汚染するから現在田植えした稲の収獲米が心配になる。土壌汚染の関連からすれば他の作物にも不安は広がる。また、大量の放射性物質が海に入ったから魚介類の汚染も心配だ。現に高濃度の検出が報じられている。放射性物質は陸と海から広がり、汚染食品は流通システムに乗って国民の食生活を脅かすに至っている。

 放射性物質については、「食の安全」の問題として今後、更に深刻な広がりを見せるだろう。どうしたらよいのか。国や自治体は信用を失っているが、国や自治体の役割は極めて重要で、事態を打開するにはこれらの力が中心にならねばならない。国や自治体の第一の使命は国民の生命と健康を守ることだ。

◇昨日(27日)、前橋市の会議に出て、県と市の協力関係の重要さを痛感した。これは、県と市町村との連携の重要さの問題である。

 前橋市は毎年、重要事項につき県に協力を求める。要望書を知事に渡すとき、前橋の県会議員が間に入ってサポートする。昨日の会議はその事前打ち合わせで、高木市長以下市の幹部職員が出席。要望事項の1つに放射線対策があった。

 焼却灰や下水処理場の汚泥から高濃度の放射性物質が検出されるなど市が困っている実情がうかがえた。要望は、放射性物質の測定や処理の費用の支援、県関係機関が持つ放射線関係の専門的知識とノウハウの提供等である。専門家の知識など県は豊富にもつ。市町村とうまく連携すれば大きな効果を上げることができる。まさかの緊急時なのにこの連携が進んでいないことを感じた。私はこの会議で食の安全について質問した。そして、県、市町村、議員の合同会議で議論すれば大きな成果が得られるだろうと思った。

◇中国の列車事故は体制を揺るがす大問題に発展する可能性がある。人命軽視を世界から批判される中、被害者家族らが異例の抗議活動を始めた。当局に達しこれを阻止出来ない。地中に埋めた車輌も掘り出した。国民に批判を許さぬ体制は限界で一触即発状態。民主主義と一党独裁の矛盾は一挙に爆発する危険を孕む。(読者に感謝)