人生意気に感ず「最後の選対会議。玄海1号は最も危険。県民マラソン」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「最後の選対会議。玄海1号は最も危険。県民マラソン」

◇前橋選対最後の会議があった(30日)。議題の中心は、2日午後3時からJA農業ビル駐車場で行われる投票日前日の総決起大会についてであった。全体の進行を25分で終わらせる。誰に挨拶させるか、檄に女性も登場させるか等をめぐり激論を交わす場面もあった。いよいよ7月に入ったのだ。期日前投票の数は前回知事選に比べて低い。投票率が低いことは大勢にどう影響するか。17日間の熱い闘いの結果は3日の夜に判明する。全国の目が集まる選挙であるが、県内的には県都前橋の動向に大きな関心が集まっている。 ◇佐賀県玄海原発の再稼動に関し、知事が容認の姿勢を示した事が大きく報じられている。停止中の35基の原発中最初に再稼動する可能性が出てきた。脱原発の激しい世論の中で、どの自治体も再稼動のトップランアーになることを嫌がっている。それだけに佐賀県がどのような結論を出すか、その影響力は大きい。 ◇私は基本的には脱原発に賛成だが、一気に全部の原発を廃止するのでなく安全なものは残しながらエネルギー政策の大転換を図るべきものと考える。浜岡原発は東海地震の直撃を受ける位置にあるが故に廃止は避けられない。 ◇では玄海原発は大丈夫なのか。1号機から4号機まであるうち、今回問題になっているのは停止中の2号機3号機である。実は1号機は日本で最も古い原子炉の一つで老朽化による大なる危険があると専門家は指摘する。 原子炉の圧力容器には放射性物質を出す燃料棒が詰まっている。老朽化するとこの圧力容器が放射線によって劣化して割れる危険が生じる。圧力容器が割れたら核反応の暴走を防ぐことは難しく、福島第一原発でも起きなかった大爆発を起こすといわれる。玄海原発1号機は稼働歴36年で日本1危険な原子炉といわれる。このような周辺の状況を承知の上で、2号機・3号機の再稼働を認めるのか。 ◇今日(1日)から県民マラソンの受付が始まる。私にとっては大切な、人生を整える意味がある年中行事である。もう長いこと10キロを1時間以内で無理なく走っている。今年は駄目かと心配させた珍事があった。私は演説の時マイクを振るくせがある。それを見た人が脳梗塞の前兆かと心配してわざわざ妻に知らせた。直ちに心臓血管センターで調べ異常はなかった。走れることの有難さを気付かせる出来事であった。(読者に感謝)


☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。