人生意気に感ず「観光とは光をみせること。私のマニフェスト」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「観光とは光をみせること。私のマニフェスト」

◇「ググッとぐんま観光推進特別委員会」とは、私が属する特別委員会の名称である。こんな長い名称が良いとは決して思えないが、なぜこのような名称がついたのか考える機会があった(後述)

 7月から始まる群馬ディスティネーションキャンペーンは、群馬県が実施する国内最大規模の大型観光キャンペーンである。これを成功させることが「ググッと特別委」の目的である。そして、狙う成功とは観光に内外の客を呼び寄せることだ。

 今日の日本にとって起死回生の産業は観光産業である。そこで群馬は「観光立県」を目指す。その最大の材料は北関東自動車道の全線開通だ。人を呼びよせる画期的かつ最大の動脈だからである。

◇この日の特別委では、北関東道開通に伴う北関東3県の次のような文化交流が議論された。群馬、栃木、茨城3県の小学生に対するそれぞれの県の県有施設無料招待券の相互交換(群馬・自然史博物館、栃木― 子ども総合科学館、茨城―大洗水族館)、及び、群馬交響楽団の茨城県公演などだ。

◇私は、目前に迫ったこの時点で、変化しつつある観光の基本理念を改めてはっきりと打ち出すべきだと発言した。つまり、「観光」とは光を観(み)ること。訪問者は地域の輝きを観るのであって、単なる物見遊山ではない。招く立場からすれば、地域の文化や伝統に磨きをかけ、心をこめてもてなすことだ。そうすれば訪問者の心に「ググッと」深く入り感動を与えることになる。長い名称には、このような深い意味が込められている。もてなす側にこの事の認識がなければ意味がない。このことを大事業のスタートに際して再認識せよ。これが私の発言の真意であった。

◇県議会の役割と私のマニフェストについて。私が現在考える県議会の重要な役割の1つに、条例による政策提案という事がある。議員の中には、議会の権能はチェック機能と考える人が多いが、私は条例を作る力を発揮しなければ、議会の存在感を高めることが出来ないと最近つくづく思うのだ。過去には孤軍奮闘して、暴力団を県営住宅から排除するための条例改正に取り組んだし最近は中小企業振興条例作りに苦しんだ。この点、議員の力は、まだまだ未熟だ。来期は、私が中心になっ て議会の権能を高めるための基本条例作りに取り組みたい。議員自らの力で誇り高い議会を作りたい。

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「上州の山河と共に」を連載しています。