人生意気に感ず「本会議の光景。狂気のカダフィ。大地震は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「本会議の光景。狂気のカダフィ。大地震は」

◇一般質問の初日は10時から始まり午後5時迄続いた。登壇したのは、計6人。質問時間は会派の人数に比例して配分されるから、自民の2人の時間は、90分と68分、その他の4人は、67分、39分、38分、38分だった。

◇国の「子ども手当て」をどう評価するかという質問に対する知事と担当部長の答弁が注目された。知事曰く「少子化対策か、子育て支援か理念がはっきりしない。少子化対策ならフランスのように第一子には支給しないという方策もあるし、子育て支援なら裕福な人にも一律に支給するというのはどういうものか」知事は、政策を立てる場合には、地方の意見を聞くべきだと批判した。

 また、部長は、子ども手当の効果についての質問に対して「厚労省の調査では41.6%が貯蓄にまわっている」と説明、また、政局の乱れで子ども手当関連法案が不成立の場合はどうするかと訊かれ「その場合には、法の定めで児童手当を支給することになるが、対象も小学生となり、その準備は厳しい」と答えた。事実上、実行不可能となる見通しを示した事になる。

◇児童虐待に関する質問に答える中で、知事は、「本日も、前橋の虐待事件が新聞に出ていた」と発言した。父親が小学3年の男の子をしつけと称してバットで殴ってけがをさせた事件である。小学校から児童相談所を通じて警察に通 報があったという。

 この種の事件が跡を絶たない。平成21年本県における児童相談所に対する相談件数は9343件で、そのうち21.9%が虐待に関するものであった。

◇「狂犬」と呼ばれたリビアの独裁者カダフィ大佐の言動は、私たちには劇画的に映る。41年間もこのような男の独裁下に置かれた国民は哀れだ。積りに積もった国民の不満が一挙に爆発した。リビア炎上の光景は目を疑うようだ。

 米パンナム機を爆破し270人を殺した狂気の男は、事態がここに至っても「血の一滴まで戦う」と叫ぶ。800人が死亡したと報じられる。カダフィはどう幕引きをするのか固唾を呑む瞬間だ。

◇ニュージーランドの地震は深刻で正に他山の石。地震国日本でも、その時は刻々と迫っていると見なければならない。昔は、政治が乱れた時に大地震が起きると考えられた。雰囲気的には今がそのような時に当る。新燃岳の爆発は日本列島に異変が起きる予兆か。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。