人生意気に感ず「早朝ランニング。高齢者抑制。エイズ拡大」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「早朝ランニング。高齢者抑制。エイズ拡大」

◇先日、久しぶりに芳賀グランドを5週走った。走れなかったのは、寒さが厳しかったことと、時間的余裕がなかったためだ。毎朝走ると発言する私にぽっくりゆくよと忠告した同僚県議がいた。厳しい寒風の中を走った後の達成感はたとえようもないが、ぽっくりは恐い。しかし、しばらく走らないでいると、筋力が落ち心のパワーが下がる恐怖を感じる。

県議選では、運動靴で車から出てかなり走るのがいつもの例だ。そんな思いが私を衝き動かす。呼吸も乱れず走り終えると汗のにじんだ肌に朝の風が心地よかった。春の訪れは戦いの季節の到来を意味する。走れる力が重要な戦力であることも改めて感じた。

◇群馬抑制廃止研究会主催の身体拘束廃止に関するシンポジュームに出た(129日)。新前橋の社会福祉総合センター大ホールは満員だった。発足以来10年、時代の要請もあってこの会は発展してきた。壇上に立つと、かつて設立趣意書の原案を書いた私の胸に感慨が湧く。

 日本は国是として人間を大切にする国です。ところが、誰もが避けられない人生の先に身体拘束が広く行われていることは、国家的重大問題です。私はこのような始まりで挨拶した。

 基調講演は、中谷雄二弁護士の「一宮身体拘束事件を語る」。一宮事件とは当時80歳の病院入院中の女性を看護師がベッドの柵に縛るという身体拘束を行い、これを外そうとした患者が傷害を負った事件である。一審は原告敗訴、名古屋高裁で原告勝訴、最高裁では原告が敗訴した。身体拘束が抱える深刻な問題を理解する上で重要な教材である。

 機会を得て、県議会でこの事件を教材にした質問をしたいと思う。県議会では、介護に関する身体拘束の問題は、委員会で私が取り上げたことがあるが、未だ本格的に議論されていない。

◇エイズ患者が増えているという報道に注目。感染し発症した患者が、昨年、過去最多の453人に達した。感染者、患者ともに増えている。エイズはかつて大騒ぎされた。私は厚生常任委員会の時、横浜で開かれた世界のエイズ展に出て戦慄した記憶がある。今では、すっかり関心が薄れた観があるが、感染したら大変な事になることを、再認識するべきである。

 青少年に対する啓蒙は特に重要だ。本県では、保健所などでプライバシーを守りながら簡単に検査するシステムが出来ている。早期に発見すれば薬で発症を抑えられる時代になった。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。