人生フル回転「八ッ場の会、政権交替を待てない。富士見の県政報告会。明子さんの自殺」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生フル回転「八ッ場の会、政権交替を待てない。富士見の県政報告会。明子さんの自殺」

◇「八ッ場ダム推進議連1都5県の会」がダム建設現場に近い「やんば館」で行われた(19日)。やんば館には、来訪者の累計が表示されており、47万3千70人とあった。

 この日の特色は、12日の衆参の国会議員が参加したことであった。2台のバスで現地を視察した後、やんば館で意見交換を行った。私は議事進行役を務めた。何人かの国会議員は政権を奪還してダムを実現すると発言したので、私は政権奪還前に最善を尽して欲しいと訴えた。

◇肌を刺すような寒風の中、富士見地区で初の県政報告会を行った(18日)。夜の公民館ホールはほぼ満員であった。飲食なしの私の話だけの会合に、古い習慣も残るといわれる地区で、果たして人が集まるか大変心配であった。

 長年こういう事をやっているが、人の集まり具合はいつも不安なのである。まして、政治離れが進む昨今である。過日の茨城県の県議選で、ある候補者の会場がガラガラだった光景が頭をよぎった。不安に追われるように要所に電話をかけ準備をした。

ふるさと未来塾の方式が新しい地区では受けているようであった。私の生い立ち、初出馬と初当選の感激に続けて、県政の課題を取り上げた。全部で約40コマ。

 県政の課題では、北関東自動車道の開通、赤城山とその山麓の観光開発、いじめ問題、八ッ場ダムなど、私が11月議会で取り上げたことを中心に話した。熱が入って、私の話し振りはいつしかふるさと塾になっているようであった。

 情報化の時代といわれるが、有権者は、案外、身近な県政の情報に疎(うと)いのである。題材と資料をいかに選び、それをいかに料理して語るかが、ふるさと塾のカギである。

◇今月の「ふるさと未来塾」は、25日(土)の午後7時、いつもの通り市の前橋市総合福祉会館で行われる。今年最後の塾で、来年4月の県議選が終わるまで休みとなる。内容は「今年の重要問題を振り返る」。県政の重要課題、チリ地底からの脱出、はやぶさの快挙なども取り上げる予定だ。

◇桐生の小6の明子さんの自殺は大きな衝撃を与えたが急速に遠ざかりつつある。学級崩壊の中で起きたことだ。学校管理者の管理能力の欠如が死を招いたに違いない。対応のまずさから訴訟になるだろう。同じパターンが繰り返されるのは残念だ。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。